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Windowsの話題を中心に「知っているつもり」のお話を書いてみます。

Windows 10の新元号対応 「宇宙世紀」には対応できるのか!?

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来年(2019年)の5月に新元号が施行されます。平成も30年ですね。今でも小渕恵三官房長官(当時)が「平成」と書いたパネルを出したときの映像を覚えています。当時大学三年生でちょうどアマチュア無線の局面の更新書類を「昭和64年」で書いて提出しようとしていた矢先のことでした(どうでもいいことですが)。昭和という元号が変わってしまうということに、歴史のこの瞬間に立ち会えたという実感もありました。

 さて、来年の5月となれば各方面で対応の動きは出てきます。マイクロソフトは去年の9月7日より新元号への対応に関するブログを立ち上げています。

Japan New Era Name Support Blog

新元号にあたって対応することで対応があげられます。(詳しくは上記のブログを参照してください。)

  • 日付フォーマットの変換
    西暦と和暦の変換
  • "合字"の対応
    元号を一つの文字であらわすものです。今は下記のコードがUnicodeで割り当てられています。
    • ㍻ (U+337B)
    • ㍼ (U+337C)
    • ㍽ (U+337D)
    • ㍾ (U+337E)
  • 正規化
    "平成" と "㍻" を同様に扱う処理など。例えば、検索で合字も含めて検出できることなどです。

Windows 10 April 2018 Updateでの対応

 Windows 10 April 2018 Updateでの対応は、レジストリに西暦と和暦の変換テーブルが用意されています。ここに新元号の項目が加えられています。

レジストリの位置です。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars\Japanese\Eras

キャプチャ.PNG

この名前の"2019 05 01"が、元号が始まる日付を示しています。来年の新元号は??となっており、確定していません。新元号が決まり次第ここに新しい元号が記載されるものと考えられます。

Windowsの初期設定では年号は西暦表示となっています。ここを和暦表示にするとここで定義された和暦で表示されます。和暦への設定変更方法です。

Windowsの設定より[時刻と言語]→[日付、時刻、地域の追加設定]→[日付、時刻、または数値の形式の変更]→[追加の設定]→[日付]タブ→[カレンダーの種類]で「西暦(日本語)」を「和暦」に変更します。

今ではカレンダーやOutlookのメール一覧などの年号が平成で表示されます。

もしも新元号が「宇宙世紀」だったら

では、ここでちょっとお遊びをしてみます。もし新元号が「宇宙世紀」だったら。対応はできるのでしょうか?そもそも漢字四文字になったら業界は大混乱になるのでそんなことはないと思いますが。すぐに表示して試せるように、仮に「宇宙世紀」の始まりを2001年1月1日としましょう。(実際(??)は2045年とか諸説がありますが)

レジストリのデータを変更します。

キャプチャ.PNG

ここで、和暦表示に設定を変更してみます。この際Windowsの再起動やログオフなどは必要ありません。

「宇宙世紀」になりました!!

キャプチャ.PNG

Outlookも「宇宙世紀」になりました。

キャプチャ.PNG

元に戻しておくのを忘れないでくださいね。

このようにOSとしての準備は進められています。

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