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著作権問題の解決策は北風か、太陽か

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Minecraftの開発者であるNotch氏が、お金が払えないのでどうにかしてと言うのユーザの要望に関して、以下のように回答しています。

"海賊版で遊べよ。それでもし将来、ゲームを買うお金ができて、まだ僕のゲームが好きだったら買ってくれればいい。もちろん、罪の意識は忘れずにね"

非常に興味深い回答です。

日本の出版社が自炊代行業社に対して"「自炊」代行2社にスキャン差し止め要求 東野圭吾さんら作家が提訴"にあるとおり訴訟を起こしています。また、音楽業界は以前に訴訟を起こしていました。Googleの本の電子化に関しても多くの出版関係者が異議を唱えました。著作権関係の問題は年々複雑化しています。動画の無断アップロードも絶えません。

確かに違法ダウンロードはいいことではありませんし、ゲームやアプリの開発費はコストはかかるため収益を上げられなけれ次回作も作れなくなります。また、電子情報はコピーと維持するためのコストは年々安価になってきています。

このため訴訟を起こさなければその市場の衰退を意味します。市場が衰退すれば最終的にユーザにとって不利益になります。

Angry Birdsの開発元のCEOの発言に"海賊(違法ダウンロード)行為は必ずしも悪いものではなく、より多くのビジネスチャンスをもたらす可能性がある"は本質を突いているのでしょう。

出版社関係者の自炊業社への訴えでこの問題を終結できるとは思えません。このため、北風対策を行っているうちは延々とこの問題が続くでしょうし、もしかすると音楽業界の様にその間に衰退するかも知れません。

対策としては何があるかといえば私には明確な回答があるわけではありません。ただ、Notch氏の回答はその解決策ではないかと思います。ユーザがお金を払える状況ならば払ってもらい、そうでなければリッチになったら払ってねとユーザの意識を変えてもらうことを訴えるです。

訴訟対策はモグラ叩き合戦になってコストと時間とイメージ悪化(ユーザの意識が悪くなる)でそのうち割が合わなくなるでしょう。ですが、ユーザの意識を変えることで将来的にこの問題を軽減させたほうがいいのではないかと思えてなりません(フリーライダーを撲滅することは出来ないでしょう)。

いい解決策でないかも知れません時間がかかるかも知れませんが、性悪説的に事を進めるよりも性善説的に行動したほうが最終的にうまくいくのではないかと思えてなりません。

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