社員の英語力向上がコスト不要で簡単にできる効果的な方法~部長のお仕事(2)
社員のTOEICや英会話力向上に取り組んでいるが、なかなか成果があがらない企業も多いだろう。
そんな中、コストをかけずに、明日から実践できる効果的な社員向け英語学習方法があることを知り、私の部でも実践しているので紹介しておこう。
その内容は、
①毎日夕方から、メンバーが自由に使える「自習室」を用意
②参加者はネットの無料英語学習教材「I Know」で自習
③部内のTOEIC730点以上の方も900点目指して参加してもらい、質問に答えてもらう
というものだ。
当部でも、
・毎日18時半から20時半まで10人収容の会議室を「TOEIC自習室」として予約しておく。
・毎日15分だけでいいから極力来て欲しいとメール(あくまで任意)
・部屋には、ノートパソコンとイヤフォンを持って来てもらい、無料で使える「Smart.fm」というSNSの中の「iKnow」で学習。
・部の中で、800点以上の若者に、可能な限りこの部屋に来てもらうようにして、自習している人からの質問に答えるようにしてもらう。(その部屋で仕事やっていても他の勉強してても良い)
という形で始めた。
これは、なかなか実践的であり、これを始めて一ヶ月がたったが毎日5、6人がこの自習室で英語の勉強をしている。
・お金のかからない集中場所が確保され、強制でなく15分だけでも参加できるので、TOEIC学習のリズムが付く。この時間を「会議」として入れるようにしてリズムを作るものも出てきた。
私も時間になったらこの部屋に来て勉強し、この時間が終わってから残りの仕事をするようにしている。
・「iKnow」は、ボキャブラリー、単語、リスニング(例文の書き取り)、リーディング(例文の音読)力を高めるという意味では極めて効果的なもだ。また、非常に面白いのでみんなハマってしまい、15分だけのつもりが、あっという間に1、2時間勉強してしまう。
・自習形式なので、自分にあった早さで、気軽に続けられ、自分のわからないところだけ質問して解説を受けられるので効率的だ。また、日ごろ自分が仕事を教えている若者が、英語を教えてくれるというGive&Takeの関係になり、組織としてのまとまりも出てくる。教えている側は教えることによってさらに英語力UPする。
今日は、うちの秘書さん、「吉田さん、私はTOEIC900点狙いことにしました」と言ってきた若者、など5人が勉強していた。 毎日人数は違うが、切磋琢磨と協力関係が同居する非常にいい場が出来上がっている。
皆様も、部長に依頼してこのような場を作ってもらってはどうだろうか。
TOEIC200点台から600点以上への勉強法(1)~準備編 http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/2009/12/toeic-3f7d.html
経営、組織、部長の仕事 http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/cat2010415/index.html
ビジネススキル http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/cat3829474/index.html