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Blu-ray Disc対HD DVDは「消費者不在」「消費者無視」?

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 久しぶりにテレビ番組で、コメンテーターが、東芝のBlu-ray Discからの撤退で家電メーカーはユーザーに大きな迷惑をかけていると発言していた。

「こういう規格が企業の論理で決まっていくのはおかしい”消費者不在”だ」

「せっかく買ったDVDが無駄になる」

 別な番組でも

「ベータ対VHSの時もそうだったが、消費者には、どちらがいいかなんてわからない。”消費者無視”だ」

という意味の発言をしていた。

 企業が消費者に喜ばれるための新しい技術を開発し製品や規格として世に出してくことは自然な活動だ。複数の企業が技術や操作性の良さを競って、

より多くの消費者や企業から受け入れられた商品が生き残っていくのは極めて健全なことだ。

 政府機関のみが最先端技術や規格を開発して、民間企業がそれを採用してビジネスしていくのでは、技術革新は遅い。 企業の競争があってこそのものだ。

 また、消費者不在と言うが、消費者は

・選んで買う権利

・買わない権利

を持っている。 そして、多くの人が買い、デファクトスタンダード(実質的な標準)になったものが標準規格になっていくのだ。 もちろん、最初から標準化団体を巻き込んでいくこともあるが、その場合でも企業の技術革新の結果があってこそである。

 では、消費者はどうすればいいのか。 極めて簡単なことである。権利を行使すればいいのである。

 危険を分かった上でアーリーアダプターになるか。

 規格が統一されるまで待つかである。

 待っていれば、いずれ淘汰されて、どれが実質的な標準になるか見えてくるはずである。それから買えばいのである。

 さて、そろそろ次世代DVDも買い頃かもしれない。 韓流用に占領されている今のDVDのみでなく、子供も私のために、DVDの買おうか。 

もちろん「現」世代DVD+大容量ハードディスクの中で一番安いものを。 映画は映画館かネットだ。

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