ビジネス英語はカタカナのジャパニーズイングリッシュで思い切り話せ!
IBMのソフトウエアブランドに来て驚いたのは、毎日、あちこちの部屋で当たり前のように英語での電話会議や来日した外人との会議が行われていることだ。 そして、もっと驚いたのは、当時の私のボスも含め、日本人男子はみんな、とても発音が悪い。 ほとんどカタカナである。 Rの発音もまさにラリルレロ。
--- 話はそれるが、Rの発音をカタカナ発音のまま、ネイティブのように言える方法がある。Rで始まる単語は、”ウ~”と口(くち)をとんがらせて言いながらライトと言うとカッコイイ発音になる。Right(ライト)ならゥライトと言う。 5回ぐらいすばやく繰り返し言ってみると、ほら、かっちょいいでしょ。外人みたい。---
そんなジャパニーズイングリッシュでも自信をもって、説明し、説得し、こちらからの要求を伝え、しっかりと代替案を提案している。 そして、
このカタカナのような英語を相手側の外人はしっかりと理解している。 だいたい、電話会議をするようなエグゼクティブはOZやインド英語、シングリッシュ(シンガポール)などを相手に会話をしているので、日本人の英語発音にも慣れている。
それに「レストランでRice(ライス)をLice(シラミの複数形)と発音して嫌な顔された」なんてことはないし(これが、レストランの裏のごみ置き場ならあるかも)、外人から会議の場で「この案でいいですか?」と聞かれて”アグリー”と言って鈴木アグリのことだと思われることはない。
SとCやVとBなんかもそうだ。 さすがにPurpose of this meeting is,,,を”パポーズ オブ ミーティング”とローマ字読みしては「パポーズって誰?」と聞かれてしまうが(経験者)、”パーパス オブ ディス ミーリィン”なら十分通じる。
それより重要なのは、言っていることを理解してもらうためには、
・アクセントは正確に。 本当に重要。 ちゃんと発音してもアクセントが違うと通じない。
・ゆっくり、リズミカルに。
そして、自分の意思を伝えるためには、
・ビジネスよく使うフレーズとその会社で良く使われる単語を数多く覚えておくこと(日本同士でもそうですよね)。
・結論を先に、明確に言う。(最近は日本企業の会議もそうですね)
最後に、これが最も重要で最も難しいのが、
・相手が言っていることを、ちゃんと聞けること。 話すことよりもずっと重要。
である。 日本語の会議でも新入社員だと、何を言っているか理解できないことが多いと思うが、英語とビジネスの内容の両方を理解しなくてはならないので、大変なのだ。
わからなければ、分かった振りせず聞かなくてはならない。
結論としては、発音は気にせず、リスニング力を鍛えることが最も重要なのだ。
、、、と自分に言い聞かせて、明日から英語のデクテーションをしようと自分の心に誓う。