子供が高校生までサンタを信じる秘訣
東京の街からカボチャが消えると、少しづつクリスマスへの模様替えが行われる。 夫婦の会話の中でも、ボーナスの金額と共に子供のクリスマスプレゼントの話が出るようになる。
子供がサンタを信じているのは、一般に小学校1、2年生までと言われている。
我が家も、遅ればせながら長女が小学校5年生の時にサンタを疑い始めたが、その時も結局、サンタはちゃんとやってきた。 子供達がクリスマスの朝に目をまん丸にして「お父さん!? 本当にサンタ来たよー。見て見て」と走って来るこの嬉しそうな笑顔を見ることが出来たのである。
妻と一緒に顔を見合わせながら、素直な子供たちの笑顔を見て幸せな気分に浸る。
私の娘たちは小学校6年生までは完全にサンタを信じ、高校生になった今でも信じようと努力している。
昨日、中間テスト前の高校1年の次女を勉強させるためにカフェに連れ出したのだが、その車の中でも、サンタの話題が出た。
「お父さん、そろそろマフラーを買おうと思うんだけど、途中でイオンによって一緒に見てくれない?」(次女)
「おととし買ってあげたじゃん。 バーゲンで買ったバーバリーのやつ」
「え、あれはサンタが買ってくれたんだよ」(次女)
「(汗を拭いながら)あ、そうかそうか、俺が買おうとしたらサンタが先に届けてくれたんだった、、、ははは (^^ゞ」
ちなみに彼女の昨年のサンタさんからのプレゼントは、以前「iPodが私にくれたもの」で書いたiPodだった。 彼女の誕生日が12月24日なので、誕生日とクリスマスを合わせた、ちょっと高価なものになっているようだ。 サンタを信じていたからこそ、プレゼントされたのだ。
<子供達がサンタを信じる秘訣>
なぜ、私の子供達がサンタを信じているかというと、サンタとお父さんの関係を、幼稚園のうちから、しっかりと子供に説明してあるからだ。
その話と言うのは、、、、、
「サンタを信じてるかい? なぜかって? 信じなくなるとサンタは来なくなるんだよ。 その時は、しょうがないから、お父さんが買わなくてはいけないんだ。 君を悲しませたくないからね。 そうするとお父さんは沢山お金を使わなくてはいけないし、サンタさんも悲しむからサンタを信じていてね」
そして、もし、小学生になって「友達がサンタさんはお父さんなんだって言ってたよ」と言い出したら
「そうかい、きっと、その子がサンタさんを信じられなくなったから、しょうがなくてお父さんが買ったんだね。 可愛そうに。 でも、君はサンタを信じてくれているから、今年もきっとくるよ。 君が本当に欲しいものを持って」
と語るのだ。 たったそれだけの会話、それで子供達は夢を持ち続け、わくわくするようなクリスマスイブの夜を迎え、「今年こそは、寝た振りしながらサンタを見てやる」と決心しながらも寝てしまう可愛い寝顔と嬉しい笑顔を私たちに見せてくれるのだ。
サンタさんへのプレゼントのお願いは、紙に書いて12月の上旬に飾りつけた、家の中のクリスマスツリーの靴下の中にいれておくとサンタも確実に用意できるはずだ。
今年は暖かい冬になるようだが、今年も我が家にはサンタさんが来るだろう。 そして、子供と妻の笑顔がサンタから私へのプレゼントだ。(ちょっとキザかな?)
追伸
高校生のころ、千葉パルコでエレベーターボーイ(夜間)をやっていたのだが、クリスマスになると、エレベーターボーイがサンタの格好をして、自転車にのってパルコで買った商品(プレゼント)を家まで届けるというイベントを行っていた。
家についてプレゼントを渡すと、子供は怖くて泣いたりすることもあったが、多くはとても喜んでくれた。 なんとも気のきいたイベントではないか。 今、こんなことをやってくれるところがあるといいのだが。 情報があれば、いただきたい。