ウエルカム to 「Cellywood(携帯ハリウッド)」~ビデオ・スナッキング市場へようこそ
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「Cellwood」(Cell=携帯電話+ハリウッド)と名づけられた通勤途中や飛行機に乗り継ぐときなどの、ちょっとした時間に見るショートムービーの産業が昨年夏あたりに話題になり、その後、静かになったと思っていたが、ゴールデンウィーク中にABC NewsのTOP Storyで紹介されていた。
携帯電話用に作られた映画をビデオ・スナッキングするという発想だ。 ビデオ・スナッキングとは、ちょっとした時間の合間に軽食(サンドイッチやおやつ)感覚でビデオを見ることである。
日本ではテレビを見られるワンセグ携帯電話が出ているが、2インチ程度の画面の携帯電話(あるいは携帯端末)で普通のテレビや映画を見るというニーズは実はあまりなく、「2インチ画面」前提で「数分」で見られる、「音声なし」という携帯電話専用のムービー産業が伸びるだろうという考えだ。
私はこの市場は非常に大きいと考えている。 YouTubeや長編コマーシャルなどと結びついて今後、大きく伸びていくだろう。 先週紹介した「ASIMO転倒」ビデオやチャップリンなどの無声映画のようなものも、携帯電話で私が見たいと思うコンテンツである。
電車の中で携帯電話を見ながら大笑いしている姿が一般的になるような明るい社会が来る日も遠くはないかもしれない。 (学生時代に電車内で1・2の三四郎を読んでいて、不覚にも大笑いしてしまったことはあったが)
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