オルタナティブ・ブログ > 木村武弘のB型ブログ >

KBMJi 代表取締役キムラタケヒロの日常

恩師の講義

»

先週金曜20日に大学の恩師、井関利明先生の講義を聞いてきました。

演題は

「ビジネス・フィロソフィーの転換」
-マーケティングにおける認識論的断絶-

内容はとてもここではしっかりと書けないし、伝えられないが、
講義はノンストップで3時間以上続き、とてつもないバイタリティを感じました。
実はこれで最後のレクチャーだとは言われて
参加したのですが、とてもそんな感じはしない。

内容を大変失礼ながらほんの少しだけ、かいつまんで書きますと

・物事をゲシュタルト(Gestalt)転換して見ることにより、知覚刺激群の再体制化
(Reorganization)が起こる。
・新しいエコノミーは「物財」「財産」「所有」から「使用」「共用」「Access」へ進化する。
 To have  → To be → To become
・顧客との関係を、私たちとあなた方(Us-them)の関係ではなく
顧客との同目線で対等な"We"の関係を築き、両当事者の間にCo-learningとCo-evolution
が生じる関係づくりが大切である。

もともと井関先生が常に言われている
「マーケティングとは、課題解決と価値創造のための『関係づくりの社会的作法』である。」
ということを更に深く学べました。というより体感できました。

このレクチャーを受けて知の刺激をうけたのはもちろんですが、
レクチャーの中で先生が僕の胸にざくっと刺さる言葉を言われておりました。

「予測はするな、予測は無理だ、なぜなら未来は創るものだから」

起業を志す者達にとっては非常に大切な言葉です。
この言葉を先生はさらっと言っておりました。
さすがSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)を創造したメンバーのお一人です。

実は先生の一言が起業の大きなきっかけとなった僕としては
たまに先生にお会いして、こういったことを言われると
初心に帰ることができます。

ありがとうございます。井関利明先生。最後と言わずにまたレクチャーお願いします。

Comment(0)