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社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

プロとアマチュアの違い

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先日のブログで、「(素人が!!黙ってろ!)」と、書いた。
この「素人」もちろん本部社員を指しているのだが、まぁ、そんなに激しく指摘している訳ではない。元々、そちら側の人間だったし、私のモットーとしては、「不具合を人の責任にしない(これも後日、記載予定!)」なので

私の考えだが、玄人(プロ)と素人(アマ)の違いは
「立てた目標値に対して結果が平均して出せる」か、どうかの違いだ。

スポーツの世界などでは、競技をすることで「収入が得られるか」と、いうことがプロとアマの違いのように取られるが、観戦者が「さすがプロだねぇ」って感想を得られるのは、そんなところじゃない気がする。もちろん、結果を出せないプロは最終的に引退しなくてはならないのだから、金を貰えるという基準が間違っているわけではないのだが

畑違いの話をしても無教養がバレるので、コンビニの話に戻します。
私が、本部の人間を「素人」呼ばわりするには、一応の理由がある。
本部社員には、巡回担当者がいて、毎週店舗にやってきては、店舗運営にあれこれ口を出してくる。契約書に、「加盟店の支援援助をする」と、書いてあるからだ。
いわゆる店舗コンサルティング(コンサルティングなどと呼ぶのは、プロのコンサルティングの方に失礼だが)だ。毎週毎週やってくるコンサルティング(笑)が、話す多くの内容は、キャンペーンの話や旬ネタばかり、多くのオーナーが一度は疑問に思ったことはないだろうか?
「俺が知りたい(聞きたい)話はそんな事じゃないんだよ」って。

そうなのです。オーナーが本当に知りたいのは、「継続的な利益の出し方」なのです。キャンペーンなどは、その目的達成のほんの一部でしか無いのです。だけど、本部はキャンペーンに夢中です。理由は、本部社員の評価が「キャンペーン」によって行われるからです。『測る度に寸法が変わるモノサシは使えない』でも、書きました。
そりゃ、巡回担当者も、自分の担当店の「キャンペーンの数値が悪い」と、言われたらそのことについての話ばかりになりますよね。

キャンペーンは、一時の数値確保には確かに有効です。いわゆるホームランです。
しかし、オーナーの求めているのは、アベレージヒッターなのです。
しかも、そのホームランの確率が悪いこと悪いこと┐(´д`)┌
終いには、「前回、売れたキャンペーン(ホームラン)だったから、同じキャンペーン(タマ)で、売れる(ホームラン打てる)の間違いありません」と、平気で話してきます。
私が、本部社員を「素人」と呼ぶのは、そんなホームランばかり狙うところからです。
ホームランを狙うなら、打率を上げてからにしろ!たまに打ったホームランを自慢するな!
目標に対して、平均して結果を出せるのであれば、私はプロと呼ぼう!!

ですので、プロフェッショナルなオーナー?である私は、キャンペーンのことはバイトに任せています。私の考えることは、ホームランではなく多くの打者(施策)を塁に進めることですから。そんなキャンペーンに無関心な私は、本部の巡回担当者をイライラさせているんだろうなぁ。ゴメンね(棒
だけど結果はオーナーの『自己責任』ですからねぇ。これからも聞く耳は持ちませんよ


と、2本連続社員だった頃の自分は棚の更に上の屋根裏に上げて書いてみました(汗


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