No.17 PARTNERSウィーク② ~ 世界最大規模のデータウェアハウス・コンファレンス!
前回に続き、PARTNERS 2009の報告をします。
全世界から2,200名以上が参加し、大変盛り上がりました。レジストレーションやジェネラルセッションなどの写真から、参加者の声までお届けします。
(レジストレーション)
(ジェネラルセッション)
(PARTNERS運営委員会 会長のエンタープライズレンタカー社 ジェームス・ボルマー氏)
(テラデータ・コーポレーションの社長兼最高経営責任者(CEO)マイク・コーラー)
(会場 中庭の美しい噴水)
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日本から参加された方の生の声を挙げます。
「日本とは活用法が異なり、ローコスト経営のためにデータウェアハウスに投資し活用している。考え方が参考になる」
「全社の情報を一箇所に集め、全社員で共有し活用するエンタープライズ・データウェアハウス(EDW)の重要性を認識した」
「EDWにきちんとヒト・モノ・カネをかけ、全社で活用している。素晴らしい」
「データウェアハウスにもクイックタイム、リアルタイムのニーズがあるのだと、新たな発見があった」
「店単位・商品単位で、発注から数週間に渡り在庫を追跡し、店にフィードバックして効果を上げている。データウェアハウスの活用方法として、大変参考になった」
「ビジネス部門に、IT部門のメンバーを配置して、ニーズを聞き出し対応するとともに、ITの教育を実施している。体制のあり方が参考になった」
=>皆さん、様々な感想を持たれたようです。サーバーやデータベースを何にするか以前の問題として、このブログのテーマでもある「情報活用」をどうするかについての素晴らしい知見が多数披露され、皆さんもとても参考になったとのことでした。
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下記は、日本テラデータの参加社員の生の声です。
「企業に集まった情報をすべて駆使して、総合的に顧客にアプローチしている小売業は、日本ではまだ多くない」
「米国の製造業では、情報の一元化が当たり前のように加速している。また、データの鮮度を重要視していて、データロードはリアルタイムに近くなっている」
「ビジネス部門のディレクターがIT部門の責任者になってプロジェクトを推進したのが成功要因だったという事例があり、ビジネスとITの融合がいかに重要かを示している」
「理想論でなく、“Single Version of the Truth”を実現し、Teradataが持つ正規化・抽象化された業種別論理データモデル(LDM)を導入している企業が多いことをあらためて認識した」
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日本テラデータからのPARTNERS 2009開催報告は、こちらです。参加者の方の声もアップされています。ご覧下さい。
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海外、特に米国での情報活用は、日本よりもかなり進んでいます。理由は、経営スタイルの違い、情報活用に対する認識の違い、日米文化の違いなど、いろいろあるでしょう。しかし、この不況の中、どう経営を改革し収益を上げるか、根本のところで「情報」の捉え方・活用の仕方を考えなければならないと思っています。次回以降、考察します。