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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

まだまだ発展途上だけれどかなり使えるAT703の手書き機能

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先日来、いろんな方が東芝REGZA Tablet AT703のレビューを書いていて、うおーなんか知らんがものスゴ良さそー!!

と思ってしまったもので、とうとう買ってしまいました(^o^)

なにしろ私は「手書きに特化」というところに魅力を感じて、某ベンチャー企業の手書きデバイスを注文していたぐらいの人間なので、AT703の手書きがすごい! みたいな話を聞いたら「へえ、そうですか」と通り過ぎるわけにはいきません。

というわけで近所のヨドバシカメラに注文して待つこと2週間、昨日ようやく入手しました。

で、ざっと使ってみた感想ですが、簡単に言うと

 まだまだ発展途上、でも、かなり使える!

という感じですね。

手書き用のノートアプリとして TrueNote というのが付属していますが、率直に言ってまだまだこなれてないです。
とりあえず作ってみました、という感じが否めません。ヘビーユーザーにとってかゆいところに手が届く操作性を実現するよりも、無駄な装飾に労力をかけてしまっている面があります。

しかし、それでも使える。使い物になる。どうよ、このポテンシャル!

もちろん、ポテンシャルで終わっちゃいけないんですが、実際私は今日このタブレットを持って電車に乗り、移動中の20分ぐらいの間に新企画のアイデアメモを10枚書いてしまいました。

iPad にも手書きノートアプリはありましたが、正直iPadで同じ事をする気にはならなかったんです。3年前からiPad使ってるのに。
にもかかわらず、AT703ではガガガーッと書いてしまったわけです。

電車で移動中のアイデアメモ。
手書き機能がなかったら絶対やる気にならなかったと思います。

というわけで、これだけでも買った価値があります。これから、移動中もクリエイティブな時間になりそうです。

と、ここまではいい話なんですが、かといって不満がないわけじゃありません。
正直言ってTrueNote、まだまだ発展途上です。

たとえばこれがTrueNoteのデスクトップ画面という、作業の起点になる画面で、下の方にこれまで書いた「ノート」が並ぶわけですが、

Screenshot_2013-07-25-21-22-45.jpg

「ノート」の1つをタップすると、ウニュニュッとアニメーションが動いてノートが開きます。その状態がこれ↓

Screenshot_2013-07-25-21-23-17.jpg

この間のアニメーションがはっきり言って遅いです。
うざいです。
無駄です。
こういう無駄な演出はやめて欲しい。

ノートを開くアニメを見て喜ぶためにTrueNote使ってるわけじゃないんですから。
少なくとも、アニメーションを切るオプションぐらいは用意しておいて欲しいですね。

また、ページの編集に入ってから、ページを移動するためにフリック操作を使えますが、フリック操作の操作性が悪いです。
1ページ移動したいのに3,4ページ飛んだり、逆に元のページに戻ってしまったりということがよくあります。
こういうところをうまくチューニングしてくれないとヘビーユーザーにはストレスがたまります。

というこの2点が目立ったところですが、まあ、出たばっかりですのでそのへんは今後に期待、というところ。

そういう不満はあれど、この手書きノートは使えます。

悩みは・・・・iPadと2台持ちするのはちょっとしんどいよな、ということですが(^^ゞ

まあ、そのへんはおいおい考えることにしましょう。

(余談ですが、このAT703に付属のタッチペンは、私が研修で使っているHPのノートPC、EliteBook 2760p に付属のペンと互換性があるようで、同じように使えました。)

というわけで東芝さん、アプリの改良期待しています!

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