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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

説明書連載17:プロには素人の疑問が分からないもの

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文書化支援コンサルタントの開米瑞浩です。今回は本業のほうのお話。

誠Biz.IDで連載している「説明書を書く悩み解決相談室」連載第17回、公開されました。

説明書を書く悩み解決相談室:
プロには素人の疑問が分からないもの


よく言われる話ではありますが、プロになってしまうと、

 「素人には何が分からないか、が分からない」

わけです。今回はそんなお話です。

ただし、同じ事例で3回に分けて書きます。

第2回について予告しておきますと、たとえば今回の事例では「発売戸数」「在庫」「契約率」「価格」といった用語が出ていますが、これらにどんな関連性があるか、が説明されてないので素人にはわからないんですね。

そこで、その関連性が見えるような図を書こう、というのが第2回のテーマ。

第3回については、たとえば「契約率が60%と言われたときに、それが良い数字か悪い数字かという相場感覚を素人は持っていないわけです。プロ同士ならこのへんはわかるのでいちいち説明しませんが、素人相手の場合はプロの相場感覚を補うための視覚化が必要になります。それが第3回のテーマ。

事例は不動産のそれもマンション販売の話ですが、「関連性」や「相場感覚」という教訓にするとどんな分野にでも応用可能ですので、それぞれ自分の領域の事例を確認してみるといいですよ。

では、また。
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