単に時間をとってないだけ、という当たり前の原因
「単に時間をとっていないだけではないでしょうか...?」
コンサルタントという肩書が邪魔になるのは、
こんにちは。キングジムファイリング研究室、コンサルタントの野原です。今回は、「ファイリングできない理由」のお話です。では、続きをどうぞ...。
ファイリング自体当たり前の積み重ねの行為なので、ある程度仕方ないのです
そこに、
ファイリングは人が行う一つの行動です。
やり方が分からないわけでも、
【時間を作ることが難しい】
自分自身も続かないのに、ファイリングは組織でやることなので、他の人にも協力してもらわなければなりません。
人を動かす、というにはテクニックが必要で、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、
で、私は、自分が続けるにも人に協力してもらうためにも、用意してあげるものとして最も重要なものは「
やることを指示するだけでなく、そのための時間を確保し、
「
ファイリングは重要な仕事の一部ですので、
そうすれば「
ちなみにファイリングの効果として余剰時間を得る
投資に種銭が要るように、時間というリターンを得るためには、
【時間をとれば絶対にできる】
できないのではなく、時間を確保していないだけ。
私がそう言いたいのは、ファイリングは決して難しい技術を必要とすることではないからです。誰でもできる、当たり前のことの積み重ねがほとんどです。厳しい訓練を重ねた人だけができる、といったようなものはありません。やれば誰でも最初から60点くらいは狙えます。ちょっと考えてやれば70点くらいのことはできてしまいます。テクニックやファイリングスキルはその先です。しかし、やらなければ?それはやはり0点です。
簡単なことである以上、やる時間をとるかとらないか、焦点はそこにあります。
では時間の取り方は?
最初は、前述のとおり、強制的に時間を確保してあげて「ファイリングだけに集中しなさい」とするのが一番です。
ただ、組織的なことはそれで良くても、一人一人のことまではそうはいきません。また、やがては自分自身でそういう時間を確保できるようになるべきでしょう。その場合はどうすればいいのでしょうか。
例えば、商談などの約束をしたことは誰でもあるかと思います。それと同じやり方で、たとえば1週間後の自分とアポイントを入れてください。やることは、たとえば「捨てること」でいいと思います。ファイリングの第一歩です。
約束したら、絶対に破らない。リスケしない。お客様とのアポイントと同レベルに考え、必ず遂行します。そして終わったら次の自分アポを取る。この繰り返し。そうするうち、やがてリターンとしての余剰時間が得られるはず。そうしたら今度はそれをファイリングの時間として再投資していきましょう。
決して難しい話ではないはずです。
自分との約束は、つい、優先度が低くなってしまいますか?
そういう場合はこう考えましょう。書類は仕事の結果できるものです。仕事は、どこかで必ず自分以外の誰かと通じています。書類が仕事の結果である以上、ファイリングは必ず誰かの役に立ち、誰かのためにもやらなければならいことです。
決して自分だけとの約束ではありません。自分がやらなければ誰かが困ることなのです。そう考えれば、決して優先度は下げられないはずです。
さあ、今、自分アポを取ってみましょう。