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キングジムファイリング研究室の野原淳です。情報を収集し、蓄積し、検索し、作成し、活用する一連の流れを、便利に、楽しく、速やかにする整理のしかたや工夫、便利なツールなどについて私の考えを書いていきます。コンサルティングでは話さない、小さな改善や未完成のアイデアなども紹介したいと思います。

今こそ自分を持とう!文具業界は今、こだわり派天国!(しかし、大半はクルマの雑談!)

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 皆さんこんにちは。キングジムファイリング研究室、コンサルタント野原です。
 今回はこのテーマ。今回は雑談が大半ですが、さっそく行ってみましょう。

 「契約書に適したファイルは何ですか」
 「キングファイルです」

 「お客様の状況によって違いますが...」という前段のもと、こういうお話しすることもあります。

 -じゃ、それ使います-

 しかし、その前置きはどこへやら、これが普遍的な正解であるかのようになってしまいます。しかし、本当の正解は、与えられるものではなく、自ら導き出すものだと私は思うのです。



【この先いかにテクノロジーが進もうとも、クルマは自分の手で制御したい】

 今回は引き合いとして確信犯的に、クルマの雑談をしたいと思います。
 「若者の車離れ」などと言われますが、「当たり前だよね」と思うのは私だけでしょうか。だって、面白いクルマが全然出てこないじゃないですか。
 最近、再びハチロク&BRZが出て何とか「面白いクルマ」の存続を繋いでくれた感がありますが、まだまだ選択肢が少なすぎます。
 クルマはまだ人が運転するものです。そうである以上、運転するという行為が楽しくなければココロは離れていくというものです。運転が楽しいというのは、結局のところ「意のままに操る」、ということではないでしょうか。

 -意のままに操る- 

 「意」って何でしょう。私は、「意思」、つまり「自分」だと解釈しました。僕は、私は、こうしたい、この気持ちです。
 とりわけクルマでは顕著だと思うんですが、クルマに限らず、「こうしたい」と思い、やってみてその通りになった、これは絶対に気持ちイイ。だから楽しいんです。だからやめられないんです。

 しかし今はアクセルだけ踏んでいれば最適なギアを選んでくれます。もちろんエンストなんかしません。パニックブレーキを踏んでも最善のブレーキングをしてくれます。雪道や雨の工事中の鉄板の上でアクセルをくれても横滑り防止装置なんぞが働いて安定して突破してくれるようです。

 さらには驚くべきことに、レーンを維持したり、前の車に合わせて速度調節したり、ボケッとしててもクルマが勝手にブレーキをかけてくれる装置まで出てきました。

 今後は、勝手に車庫入れしてくれる技術まで開発されているそうですね。

 便利です。

 しかし、コンピュータに制御を任せている間は、ドライバーが昨日免許取得した人だろうと、佐藤琢磨だろうと、同じになっちゃうんですよ。

 こんな商品ばかりになってしまったクルマに、「こだわろう」という気が起きますか。趣味にしようという気が起きますか。

 新しいテクノロジーも話のタネくらいにはなるでしょう。でもそれは、一回自分で試してみて、友達にやって見せたらそれで終わりです。

 「ね?スゴイでしょ」
 「スゴイですね~」
 ...以上!終わり!みたいな。

 何しろコンピュータが既に「最適」として教え込まれたことをひたすら間違いなくやってくれるだけですから、そこに「自分」が入り込む余地なんてありません。上手くなろうとか、こだわろうとか、そういう気なんか、起きないですよね。それってやっぱりツマラナイし、つまらなければココロは離れて行くでしょう。

 クルマはまだ、人が運転するものです。しかし、クルマは「安全」とい聞こえの良い大義名分の下、「意のままに操る」楽しみは次々と奪われ、「自分」や「個性」を出せる余地はかなり限られたアイテムになってしまいました。目的地に着くまで数時間かかる場合もあるでしょう。その間、半分コンピュータが運転しているようなクルマに「乗せられて」いたら、ツマラナイに決まっているじゃないですか。テレビ見るなって言ったって、見れるように改造したくなる人も出ますわ。

 大体最近のクルマは何でボンネット開けても更に樹脂カバー覆われて、エンジン見れないんですかね?私はエンジン見たくてボンネット開けたのに、何でそんなに隠すんですか。

 私はそういうのはイヤなんですね。クルマっていうのは走る凶器ですから、やっぱり自分でも状態を把握しておきたいし、運転技術にだってもっと高い意識を持つべきだと思うんです。

 じゃぁ私はどんな車に乗っているのかというと、平成4年の180SXというクルマに乗っています(どんな車かご存じない方は私のfacebookをご覧ください。載せときました)。次に乗るべきクルマが出てこないもんだから、もう20年、29万kmも乗っちゃいましたよ。
 エアバッグもABSもついていません。パニックブレーキを踏めばロックするし、カーブで下手にアクセルを踏めばスピンするし、ギアを間違えればオーバーレブします。

 乗った以上、ここからの操作は全ては自分の責任。誰のせいでもない。だからこそ、「できた」ならそれは自分の技術です。だから楽しい、気持ちイイ。逆にできなければそれも自分の未熟のせい。だから謙虚になれます。どうやったらできるようになるんだろうと常に向上心を持っていられます。

 私はそういう自律が、最終的には安全だと思うし、責任だと思うし、面白さというのはその先にあるものだと思います。大した努力もなく与えられるものの先には、大して面白いものは待っていません。

 みんなそれに薄々、もしくは無意識下で気づいているのではないでしょうか。クルマ離れはこんなところに原因があると私は思います。



【それに引き替え文具業界は個性の出し放題!】

 ...長い長い雑談でございました。お付き合い頂いた方に感謝して、ここからが本題となります。多分本題の方が短いと思われますです、ハイ。

 クルマは価格も違うし、人の命もかかっているので、短絡的に文具業界と比べるのは酷な気もしましたが、絶対に共感していただける方もいらっしゃるはずと思い、ツッコミ所が多いのは承知の上で書かせて頂きました。

 文具業界は今、個性的な商品が次から次へと出てきており、書店でも文具を特集した雑誌やムックがたくさん並んでいるので、皆さんも感じていることかと思います。

 なぜ、こうして次々と文具が取り上げられるのでしょう。やっぱり、みんな個性を出したいんだと思います。自分を持ちたいんだと思います。それができるのが、今、文具だからではないでしょうか。

 ただ、これだけ様々なこだわりのものが出てくると、選ぶ方も「自分」を持たなければ本当に自分に合ったものにたどり着くことはできません。面倒くさい?いやいや、その旅を楽しむべきです。

 自分は、仕事で、日常で、どんなことをしているのか。それをするのに、効率良くしたいのか、カッコ良くしたいのか、楽しみながらしたいのか、時間をかけてじっくりやりたいのか、人に任せたいのか。
 全てこだわりです。普遍的な正解なんてありません。その仕事に関わる人たちが、納得した方法と道具が、一番正しいんです。

 見つけたあなただけの方法は、誰のものでもないあなただけの方法です。仕事の仕方の変化は、今後ますます複雑化し、かつ加速していくことでしょう。「自分」を持てば、その変化に対して、柔軟に対応できるし、その答えに愛着も出ることでしょう。

 文具はそれができる環境にあると思います。だからもっと、こだわって欲しいと思います。道具にこだわるということは、結果的に仕事にもこだわるということです。だから結果的に仕事も、テップアップさせてくれるに違いありません。

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