Google Fiber for Communitiesの結果

昨年2月にGoogleから発表された"Google Fiber for Communities"プロジェクト、すでにこのオルタナティブブログでも何度か取り上げられているが、全米1,100のコミュニティ(市、郡など)から応募があり、1年以上かけて行った審査の結果、Kansas Cityがテスト都市として今年の3月末に選定された。

何故、今更この話題を取り上げたかというと、
私の住むPalo Altoがかなりいい線まで進んでいたらしく、最終選考のころは地方紙でも多くとりあげられており、もしかしたら選ばれるのではないかと淡い期待をしていたので。
私が今使用しているAT&T U-Verseというファイバー技術を利用したサービスは、最高でも24MBのスピードなので、なんとその40倍以上のスピードでインターネットを利用できるチャンスがあったことになる。
Google本社の隣町という地の利は、選考にはあまり関係なかったようで・・・。

改めて、この"Google Fiber for Communities"とは、1GPS(gigabit per second)のスピードでインターネットにアクセス可能なファイバーネットワークをGoogleが構築し、Googleを含む複数のサービスプロバイダーが適切価格でサービスを提供できるようにするもので、そのテストケースとなるコミュニティを募集していた。

現在の回線スピードでは想像できないアプリケーションやサービスが展開される可能性があり、Googleの観点からするとこのテスト構築で得られるノウハウをもとに今後の展開に役立てようということで、さすがTechnologyとInnovationのGoogleという感じである。

実際に1GBのスピードが直接家庭にはいってくる魅力は計り知れないが、タブレットの普及も急速に進んでおり、WiFiのスピードアップも今後期待したいところである。