SFA七不思議 番外編
今まで書いてきたことは、実は自社にSalesforce.comを導入する際に考えたこと、行ったことでした。今後の為に導入の経緯を書き残しておきたいと思ったからです。
タブ名、項目名の変更、新規項目の追加などは、エンドユーザである私でも十分にできました。因みに何のトレーニングも受けていませんし、マニュアルもほとんど読んでいません。新規タブの追加は3件、新規項目の追加は、「リード」で9件、「商談」で9件、「取引先」でも9件、「取引先責任者」で6件でした。既存レポートの変更も簡単でした。日々セールスフォースを利用する過程で、こんなケースもあったなと気がつき、日々カスタマイズしています。
局面だけを見て、足りないと思った項目を追加してきましたが、全体最適の観点からこれでいいのだろうかと迷うこともあり、項目は追加したもののデータを連携させる方法が分からず使い勝手が悪いこともあり、システム全体を理解している導入コンサルタントに相談したいと思ったものです。
そんな思いから自社にもSalesforce.comの導入コンサルタントを育てました。
自社のみならず、Salesforce.comを導入される企業のお役に立とうと思った次第です。他システムからのデータの取り込み、新規タブの追加や新規レポートの開発はこの導入コンサルタントに依頼しました。
大事なことは、導入しようとするSFAパッケージの奥に潜むビジネスモデルと自社のビジネスモデルのギャップを認識することです。このギャップを埋めるカスタマイズは簡単にできます。簡単といっても、従来のパッケージに比べて簡単ということです。本当に使い勝手の良いシステムに仕上げていくには、導入コンサルタントの力を借りる必要があります。
Salesforce.comは言わずと知れたSaaSの旗手です。
SaaSは「所有」から「使用」へのITビジネスの変革です。
次回はSaaSユーザとして、SaaSの現状と将来を書いてみたいと思います。