納期遅れや欠品は防止できていますか?その1
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今回の関東大震災では、多くの工場が被災し、グローバルなサプライチェーンに多大な影響が出ました。
こんな未曾有の事態は別として、通常時は、同じ業界の1位の企業と2位の企業では絶対に違うことが1つあります。コストですか?品質ですか?いえ、納期です。
早稲田大学で行った調査では、1位の企業の納期と2位の企業の納期を比較すると、どの業界でも1位の企業の納期の方が短いのです。
これから、実行系のSCM、フィルフルメント、需要供給システムのφコンダクター(ファイコンダクター)というソリューションを紹介したいと思います。
大手製造業では、月次乃至は週次の販売計画、在庫計画、生産計画をPSI(Production, Sales, Inventory )として、月次乃至は週次でローリングしながら計画立案し、生産活動を実施し、グローバルな物流を実施し、グローバルな物流拠点の在庫を補充しています。大手流通業では自社での生産活動は行ないませんが、購買活動を行っています。
ところが、月次、週次の計画サイクルの合間では、常時計画にはなかった変動が発生しています。予定外に売れたり売れなかったり、予定外に生産不良が発生したり、予定外に物流に時間がかかったりしています。これらの予定外の変動を吸収し、納期遅れを出さない、欠品を起こさないようにして顧客に迷惑をかけない為にはどうすれば良いか?
次回はその対策の幾つかを議論してみたいと思います。
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