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ヒューマンスキル講師として2児の母として、人が学んだり育ったリすることについて書いていきます。

続・キュウレンジャー最終回に学ぶ「新入社員に伝えたいメッセージ」

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前回、戦隊モノ「キュウレンジャー」から、ぐっときたセリフをご紹介しました。引き続き、ぐっときたセリフをご紹介。

ラスボスとの最終決戦で、あわやここまでか!の際、リーダー、ラッキーの言ったヒトコト。

「できない、とか、無理とか思ったも、まずやってみるんだ!それでうまくいかなかったら、仲間の手を借りて・・・。それでみんなでがんばってうまく言ったら、言うんだ!よっしゃラッキーって!」

ラッキーのヒトコトからは、「本当の強運はふってわくのではなく、自ら行動した結果ついてくるもの」いう考えがベースにあるように思えます。

ラッキーの言うとおりで、一見、降ってわいたように見えても、強運を引き寄せるためには、それまでの自分の日々の行動やありかたが大きく影響しているという考え方があります。

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱した「計画された偶発性理論」というキャリア理論では、ざっくりと以下のことを伝えています。

  • 個人のキャリアの8割は予期しない偶発的なこと(※)によってつくらるので、その偶然を計画的に設計し、自分のキャリア(今回は、人生と言い換えた方がしっくりくる)を良いものにしよう
    (※)ふられた仕事、予期せぬトラブル、人の出会いなどの出来事
  • 偶発的なことが起こったら、怖がらずに前向きに取り組もう(するとまた、新しい偶発的なことが起こるから)
  • そして偶発的なことは、ただ待つのではなく、自ら積極的に取り組んだり、周囲に働きかけたりすると得られやすい

仕事をしていると、思い通りにもならないこと、思ってもみないことが当たり前のように、いくらでもあります。 特に新入社員は顕著で、「希望の配属先じゃなかった」「やりたい仕事をさせてもらえない」、そもそも入りたい会社じゃなかったかもしれない。そんな時、「計画された偶発性理論」を伝えてあげられれば、少し心の持ちようが変わるかもしれない。もうすぐ4月なので、覚えておきたい。

どんなトラブルでも"よっしゃラッキー!"と前向きに取り組んで、自分の人生を切り開いてきたリーダー、ラッキー。彼は、偶発性を得られやすいマインド・行動で強運を引き寄せ、望んだ未来を実現していきました。

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