人と関わるのが疲れるのは、お互いに〇〇でないから
ある受講者の方とお話ししていた時のことです。
チーム内で最もお若いだろう方が、ディスカッション中に
全くものおじせず問題提起したり、反対意見を言ったりと
大活躍をされていました。
「率直に意見や問題提起をされるんですねー」と話しかけたら
「以前は全然言わなかったんですー」と返されました。
少し驚いて何があったか伺うと、部署異動で全く雰囲気の違う
ところにいったのがきっかけだったとの事。
新しく配属になった部署では、職位の下の人が上の人に
"違う"という事も自分の意見も率直に言っていて、
その方がスムースに仕事が進んでいることに驚いたそうです。
コミュニケーションスタイルは大きく3種類あります。
・アグレッシブ:自分の言いたいを一方的に伝える
・ノンアサーティブ:自分が我慢して言いたい事が言えない・言わない
・アサーティブ:自分の言いたいことを相手に伝わりやすい言い方で伝える
職位が下だから、立場が下だから年齢が下だから
黙って聞いとかなきゃと、思いこむ人も少なくありませんが、
そんなことはありません。
ビジネスでは(なんでもそうだと思いますが)、
お互いにアサーティブな方が意思疎通がスムースになり
仕事はやりやすい訳です。
そのことに気づいて、アサーティブになってみよう!と
思い切って実践しているところがステキだなーと思いました。
ちなみにノンアサーティブな人の中には、相手に嫌な思いを
させたくないから黙るという優しさや、恥をかきたくない
気持ちから黙る方もいますが、行き過ぎると"察してちゃん"に
なってしまって、かえって相手を疲れさせてしまいます。
素直に伝えた方が分かりやすいので、相手からは
言ってくれてありがとう~と、感謝されるかもしれません。
必要なのは、思い切りという勇気ですね。