【図解】コレ1枚でわかるAIとは何か
「人工知能(AI: Artificial Intelligence)とは何か」という問いに答えることは容易なことではありません。専門家の間でも、様々な解釈があり、統一された定義はありません。そんな中でも、共通部分を抜き出せば、概ね「人間が行う知的作業を工学的に実現する技術」と言えるでしょう。
「知的作業」とは、思考や認識、記憶などの脳の働きである知能を使って、認識や分類、意志決定などを行うことです。「工学的に実現する」とは、プログラムや半導体、電子回路、それらを組み合わせて作られた電子機器やコンピュータを使って実行することです。
ただ、「知能」の解釈は、人によって様々あり、ひとつには定まりません。また、AIの解釈も時代によっても変わってきました。例えば、室温に合わせて風力を調整するエアコン、洗濯物の量や種類によって洗い方を変える洗濯機などは、いまでこそ当たり前で、とり立てて「AI搭載」とは言いませんが、このような製品が登場した当時は、「AI搭載」を華々しく謳っていました。
つまり、人間が知能を使ってやっているようなことが、工学的に実現できてしまうと、もはやそれをAIと呼ばなくなってしまいます。そのため、AIの研究や開発は、人間にしかできない知的作業の代替方法を永遠に模索することとなっています。それに伴い、知能やAIの解釈も時代とともに変わり、そのことも、AIについての統一した定義がない理由のひとつです。
そんな「いまのAI」の中核をなす技術が、「機械学習(Machine Learning)」です。機械学習とは、「データに潜む規則や法則、特徴を見つけ出す計算」です。いまや私たちの日常は、様々なセンサーに取り囲まれていると言っても過言ではありません。スマートフォン、家電製品、自動車、建物、設備などにセンサーが組み込まれ、インターネットにつながり、膨大なデータを常時送り出しています。そんなデータを人間が眺めたところで何も分かりませんが、機械学習を使えば、そのデータに潜む規則や法則、特徴を見つけ出すことができます。これらを使って、基準やルールを作り、分類、認識、可視化、生成、予測などの「知的作業」に応用します。
一般には、この一連の仕組みを「AI/人工知能」と呼び、これを搭載したシステムを「AIアプリケーション」あるいは、「AI搭載〜」と呼んでいます。
【募集開始】次期・ITソリューション塾・第46期(2024年5月15日[水]開講)
ChatGPTをはじめとした生成AIの登場から、わずか1年半で、IT界隈の常識が一気に変わってしまいました。インターネットやスマートフォンの登場により、私たちの日常が大きく変わってしまったことに匹敵する、大きな変化です。いま社会は大きな転換点を迎えています。
システムの開発や運用、さらには様々なシスカテム案件が、「AI前提」となりつつあります。これに対処できるかどうかが、企業や個人を問わず、格差につながっていくことは、紛れもない現実です。ITベンダー/SI事業者の皆さんにとっては、これまでのビジネスの前提が失われ、既存の延長線上で事業を継続することは、難しくなるでしょう。また、ユーザー企業の皆さんにとっては、内製化を加速させるチャンスが到来したとも言えるでしょう。
ITに関わる仕事をしている人たちは、この変化の背景にあるテクノロジーの進化を正しく理解し、自分たちのビジネスに、あるいは、お客様への提案に、活かす方法を見つけなくてはなりません。
ITソリューション塾は、そんなITの最新トレンドを体系的に分かりやすくお伝えするとともに、ビジネスとの関係やこれからの戦略を解説し、どのように実践につなげればいいのかを考えます。
次のような皆さんには、きっとお役に立つはずです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 期間:2024年5月15日(水)〜最終回7月24日(水) 全10回+特別補講
- 時間:毎週(水曜日*原則*) 18:30〜20:30 の2時間
- 方法:オンライン(Zoom)
- 費用:90,000円(税込み 99,000円)
- 詳細のご案内とお申し込みはこちら
新入社員のための「1日研修/1万円」
今年で8年目を迎える恒例の"新入社員のための「1日研修/1万円」"の募集を始めました。
社会人として必要なITの常識を学び、ITに関わることのやり甲斐を考える
ChatGPTや生成AIの登場でビジネスの前提が大きく変わってしまいました。DXもまた再定義を余儀なくされています。アジャイル開発はもはや前提となりました。しかし、ChatGPTに代表される生成AIが何か、何ができるのかも知らず、DXとデジタル化を区別できず、なぜアジャイル開発なのかがわからないままに、現場に放り出されてしまえば、自信を無くしてしまいます。
そんな彼らに、いまのITの常識をわかりやすく、体系的に解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと企画しました。
お客様の話していることが分かる、社内の議論についてゆける、仕事が楽しくなる。そんな自信を手にして下さい。
【前提知識は不要】
ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。
これからの営業の役割や仕事の進め方を学び、磨くべきスキルを考える
ChatGPTの登場により、ビジネス環境が大きく変わってしまいました。もはや、お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけでは、営業は務まりません。お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業には求められています。
AIやテクノロジーに任せるべきことはしっかりと任せ、人間の営業として何をすべきか、そのためにいかなる知識やスキルを身につけるべきなのか。そんな、これからの営業の基本を学びます。また、営業という仕事のやり甲斐や醍醐味についても、考えてもらえる機会を提供致します。