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【図解】コレ1枚でわかるスマート・グラスが実現する没入感とモビリティの統合

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ディスプレイは、ITからの情報を受け取るためのUIです。そんなディスプレイに表示される情報量を増やし、豊かな表現力を発揮するには、画面を大きくしなくてはなりません。さらにリアリティを高め臨場感のある映像を表現することや、オンライン・ゲームなどのようなCGの世界に没入する体験を得たければ、さらに大きなディスプレイやマルチ・スクリーンが必要になります。

一方、そんなディスプレイを持ち歩きたければ、小型にしなくてはなりません。ノートパソコン、タブレット、スマートフォンと画面を小さくしていくことで、持ち運びの利便性(モビリティ)は向上します。いま広く使われているデバイスで最も小型でモビリティ性能が高いものはスマート・ウォッチでしょう。

しかし、モビリティが高まるほど画面は小さくなり、表示できる情報量は少なくなり、臨場感や没入感は失われていきます。つまり、両者はトレードオフの関係にあるわけです。このトレードオフを解消する手段となるのが、xRで使われるゴーグル型や眼鏡型のスマート・グラスです。

スマート・グラスであれば、持ち運びは容易であり、擬似的に大画面を見ることができます。これにより没入感とモビリティの両立が実現します。

スマート・グラスには、他にも次のような特徴があります。

ハンズフリー操作:視線やジェスチャーで操作できるため、作業中の情報確認やコミュニケーションがスムーズに行える。

情報表示: 地図やナビゲーション情報、作業指示書などを目の前に表示することで、作業効率を向上させ、情報漏洩のリスクを軽減できる。

カメラ撮影: ハンズフリーで写真や動画を撮影できるため、臨場感のある映像を記録したり、遠隔での作業支援に活用したりできる。

音声通話: 電話やビデオ通話をハンズフリーで行えるため、移動中や作業中でもスムーズにコミュニケーションを取ることができる。

スマート・グラスは、現時点では普及の途上にあり、価格が高く、バッテリーの持ちが短い/長持ちさせるにはバッテリーを大きくしなくてはならない、ファッション性や装着感に課題があり長時間装着すると疲れる、などの課題があります。ただ、これらの課題が克服されれば、様々な分野で活用されるようになり、私たちの生活や働き方を大きく変わる可能性を秘めています。


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