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【図解】コレ1枚でわかるDXを支えるテクノロジー・トライアングル

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昨日紹介したCPSによる「高速に見える化」、「高速に判断」、「高速に行動」するというサイクルを実現する鍵を握るのがデータです。このデータを生みだし、活用するためのテクノロジーが、IoT AI、クラウドです。それらをつなげる仕組みとして、5G(第5世代通信システム)が通信の基盤となります。

IoTは、モノやモバイル機器に組み込まれたセンサーで、現実世界のアナログな「ものごと」や「できごと」をデータに変換して、ネットに送り出す仕組みです。現実世界のデジタル・コピーである「デジタル・ツイン」を作る仕組みとも言えます。また、機器の自律化や自動化も、IoTに位置付けられます。

そのデジタル・ツインを解析し、これから起こることの予測や最適解を見つけるのが、AI/機械学習の役割です。

そこで導かれた最適解を使いビジネスの最適化を図る仕組みは、計算能力やデータの保管容量に制約がなく、必要な機能や性能を俊敏に調達できるクラウドの上で動かします。

そんなクラウドは、計算処理やデータ保管のための手段に留まらず、次のような役割も担います。

  • システムの構築や運用など、重要ではあるけれど、ビジネスとしての付加価値を生みださない手間や負担を軽減すること
  • システムを資産として「所有する」から、経費として「使用する」へと変え、コンピューティング資源、すなわち計算能力やデータ容量、業務機能などを変化に俊敏に対応できるようにすること
  • 他のクラウド・サービスと連係し、単独では生みだすことのできないビジネス価値を実現すること

このようなクラウドは、「圧倒的スピード」を手に入れる有効な手段となります。

これらを効率よくつなぎ、お互いを連携させるのが5Gです。また、LANケーブルやWiFiなどのような場所の制約を受ける接続から解放され、大容量で高速、通信品質も安定したデータのやり取りができることも大きな魅力です。

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