【図解】コレ1枚でわかるDXとパーパス
コロナ禍により、私たち、「VUCA」という現実に、否が応でも向きあわされました。コロナ禍が収まった後も、「VUCA」は、社会の「常態」で、あり続けるでしょう。そんな時代に、企業は利益を追求するだけでは生き残れません。
ピーター・ドラッカーが語ったように「社会的な目的を実現し、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たす」こと、すなわち、利他のための存在意義(パーパス)を追求し、事業として社会に還元することが、企業の使命です。
社会環境の劇的な変化やデジタル技術の急速な発展があったとしても、自らの存在意義を常に問い、ビジネスを時代に合わせてアップデートし続けなければ、事業の継続や企業の存続は、立ちゆかなくなってしまいます。
purpose beyond profit (企業の存在意義は利益を超える)
IIRC(International Integrated Reporting Council/国際統合報告評議会)の2018年の報告書のタイトルです。「利益は企業が自らの存在意義を追求した結果としてもたらされる」と読み替えてみてはどうでしょう。
企業が利益を求めることは当然ですが、「VUCAが常態化」した時代には、同じやり方では、直ぐに通用しなくなってしまいます。だからこそ、企業は自らのパーパスを問い続け、ビジネスを時代に合わせて変化させ続けるしかありません。利益とは、そんなパーパスを貫らぬきつつも、やり方をダイナミックに変化させた結果として、もたらされるものだと考えるべきでしょう。
DXとは、デジタルを前提に、企業の存在意義を貫く取り組み
このように解釈することができるかもしれません。世の中の変化をじっくりと見定め、時間をかけて、計画的に対処してゆくことは、もはやできません。だから、変化に俊敏に対応し、ビジネスをダイナミックに変化させ続けることができる能力を獲得しなければなりません。デジタルを、そのための前提と位置付け、変化に対処しようというのが、DXの本質と言えるでしょう。
締め切り間近 次期・ITソリューション塾・第45期
2024年2月14日[水]よりの開講いたします。
次期、ITソリューション塾では、臨時補講として「生成AIの実践ノウハウ」をこの分野の第一人者にお願いしました。また、特別補講では、「トヨタのデータ&デジタル戦略の最前線」をド真ん中の当事者に語っていただきます。
ご参加をご検討頂ければ幸いです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。前期・第44期の講義のダイジェスト動画も掲載していますので、よろしければご覧下さい。
- 期間:2024年2月14日(水)〜最終回4月24日(水) 全10回+特別補講
- 時間:毎週(水曜日*原則*) 18:30〜20:30 の2時間
- 方法:オンライン(Zoom)
- 費用:90,000円(税込み 99,000円)
- 内容:
- デジタルがもたらす社会の変化とDXの本質
- IT利用のあり方を変えるクラウド・コンピューティング
- これからのビジネス基盤となるIoTと5G
- 人間との新たな役割分担を模索するAI
- おさえておきたい注目のテクノロジー
- 変化に俊敏に対処するための開発と運用
- アジャイルの実践とアジャイルワーク
- クラウド/DevOps戦略の実践
- 経営のためのセキュリティの基礎と本質