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【図解】コレ1枚でわかるDXに至る3つのステージ

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課題を解決することが、優先されるべきであり、「DXかどうかはどうでもいい」とはいえ、「デジタル前提の社会に適応すべく、デジタルを駆使して、会社を作り変えること」から、逃れることはできません。つまり、「DXの実践」もまた、企業にとっては、取り組むべき課題だということです。

そんなDXを実践するには、次の段階的なアプローチが、現実的です。

デジタル化:デジタイゼーションとは道具を変えること

Web会議やワークフローシステムを導入し、リモートでも紙に頼らず仕事ができるようにする、電子メールを社内SNSやファイル共有サービスに変えて、情報共有を迅速化する、クラウド利用の制約を緩和して、利用範囲を拡げるなど、デジタルを日常の道具として活用し、効率や利便性を高めること目指します。

デジタル化:デジタライゼーションとは事業を変えること

新しい顧客接点の開拓や新しいビジネス・モデルへのチャレンジを通じ、競争力の強化や新たな収益源の獲得など、デジタルが事業価値を生みだす源泉として、無くてはならないものとなることを目指します。

デジタル・トランスフォーメーション/DXとは人間を変えること

企業のパーパスや事業目的、組織や意思決定の仕方、業績管理基準や雇用制度 などを、根本的に見直し、従業員の思考や行動様式の変革をすすめ、デジタル前提の社会に最適化された会社に作り変えることを目指します。

デジタイゼーションやデジタライゼーションの段階を踏まずに、DXを目指すことは、現実的ではありません。2つの前段に真剣に向きあうプロセスを通じて、デジタルを使いこなすスキルを積み上げ、感性を磨く必要があります。結果として、「デジタル・リテラシー」は高まり、デジタルが日常の一部であり、当然のこととして扱える企業の文化や風土が、育ちます。

DXの実践とは、この一連のプロセスをすすめることです。デジタル・ツールを導入すること(デジタイゼーション)や、デジタルを駆使した新規事業を立ち上げること(デジタライゼーション)は、このプロセスのひとつにすぎません。

神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO

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