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ご先祖様を訪ねて兵庫県但馬まで

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今週末は、92歳の父を連れて、関西へ墓参りツアー。929日(金)の早朝、東京都練馬区に一人住まいする父親を車でピックアップし、羽田へと向かいました。朝早かったこともあり、渋滞もほどほどに1時間半ほどで羽田空港に到着。車を降り、足の悪い父の車椅子を押してSpecial Assistanceラウンジへ。乗ってきた車椅子を預けチェックイン、航空会社の車椅子に乗り換えて、出発までラウンジでのんびりです。

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その後は、車椅子の父のおかげで、至れり尽くせりです。優先で搭乗でき、航空会社の方が搭乗口まで車椅子を運んでくれました。父曰く、「王侯貴族になったみたいやなぁ」と大満足でした。こちらも、おかげでご相伴にあずかりました(笑)。

羽田空港から大阪空港(伊丹空港)へは、わずか1時間。飛び上がったと思ったら直ぐに着陸。のんびりと寝ることもできず、下りたら直ぐに王侯貴族の父の車椅子を押して、レンタカーの窓口へ。車を借りて、伊丹空港の近くに住んでいる叔母のお迎えです。

空港のある豊中市は、私の生まれた場所です。父にとってもふるさとであり、青春時代を過ごした場所でもあり、懐かしい景色を眺めながら、大興奮。ここには同級生の〇〇ちゃんが住んでいた、ここに大きな池があって学校をサボって泳いで先生に怒られた、などなど大きな声で大はしゃぎ。よくまあ80年近くも前のことを細かく覚えているなあと感心しました。これはボケ防止に効果あるなぁと思いながら、ほどなく叔母の家に到着。

私が、子どもの頃、いろいろなところへ遊びに連れて行ってくれた叔母も88歳、40年ぶりくらいの再会です。それでもついこの間あったばかりのような気安さで、あの頃の関係と何も変わらず、時計を巻き戻したような、懐かしく、楽しい時間が蘇りました。

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我が家の菩提寺は、大阪府豊中市にある超光寺。叔母の家からもさほど遠くはありません。子どもの頃、墓参りに来たというかすかな記憶が残っているだけですが、なんだが、懐かしい気持ちが蘇ります。昔よく世話をしてもらった父方の祖父母が眠っているのですが、そういえば、あんなことをしてもらって、こんなところへ連れて行ってもらったと、60年前の楽しい思い出ばかりが、鮮明に蘇ってきました。こういう時間も、悪くないですね。

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墓参りが終わり、92歳と88歳の合計180歳を連れて、有馬温泉に向かいました。二人にとっては、地元の観光地でもあり、どうかなぁとも思いましたが、いろいろと思い出のある場所でもあったようで、大変喜んでくれました。92歳の父親にしてみれば、久しぶりのお墓参りであり、温泉旅行でもあり、しかも、もう会えないかも知れないと思っていた妹である叔母との再会もあって、大興奮で喋りまくっていました。耳が遠いので、私は、それに大声で応えなくてはならず、腹筋を大いに使いました。おかげで、すっかりお腹がへこみました(気がします)。

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丁度、中秋の名月&満月という巡り合わせの夜でした。ホテルの部屋の大窓からはからは六甲山、その東端から昇る名月、それを眺めながらの夕食は、お墓参りのご褒美かも知れません。

さて、温泉で疲れを癒やした翌日は、一路、兵庫県の日本海側に近い、但馬(たじま)へと向かいました。そこは父方の父親、つまり私の祖父の故郷であり、ご先祖のお墓は、そこにあります。我が飼い主であり、墓マイラーの奥様の進言で中国自動車道を北上です。

「そうそう、ここのお宮さんで遊んだ」、「この川で朝から晩まで魚を釣っていた」、「この井戸を回ったところだ」などの父の記憶を頼りに、父方の実家を探しました。そして、ついにその家らしきところを発見しました。凄い!

「齋藤」の表札がかかっています。誰がいるかは分かりません。それでも、とにかくインターフォンを押しました。残念なことに、誰もいません。仕方なく、近所の人に話を聞こうと近くの家のインターフォンを押しました。話しを聞くと、なんと父の姪の「恭子ちゃん」が、いまも住んでいるとのこと。まあ、恭子ちゃんと言っても私よりは年上ですが、叔母にとっては、子どもの頃のイメージのままのようです。それでも、遠い親戚にたどり着いたことに、一同大興奮でした。

父の記憶によると、お墓はこの裏山にあるはずだとのこと。流石に険しい山道なので、合計180歳の二人を残して、奥さんと二人で裏山探索です。なんと、80年前の父の記憶通りお墓を発見しました。しかし、どうもおかしい。「齋藤」の名前がありません。さらに裏山を登ると、かつてお墓があったと思われるところがありました。もしやここにあったお墓をどこかへ移したのではないかとの仮説をいだきながら、2人を待たせているところに戻ると、ご近所の年配の方がいらっしゃいました。なんと、私の考えていた通り、数年前に、近くのお寺にお墓を移したとのこと。ならばと、そのお寺の名前を伺い、早速、そこへと向かいました。

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兵庫県豊岡市日高町の蓮生寺の墓地の一角に真新しい墓石がありました。その横には、元のお墓から移したと思われる蔓延元年に建てられた石碑が置かれていました。間違えなく、稲の紋、我らがご先祖様のお墓です。わざわざやって来た甲斐がありました。お線香を上げて、お参りができました。

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そんな帰りに、もしかして、父と叔母の姪に当たる「斎藤恭子」さんが、戻っているかも知れないと、再び立ち寄ってみることに。なんと、いらっしゃるではないですが。88歳の叔母は子どもの頃をよく知っていて、抱き合って喜んでいました。そしてなんと、私のことも知っているとのこと。1970年の大阪万博の時、高校生の彼女と小学生の私は一緒に万博に行ったというのです。「あの頃は、かわいらしかったよ」と60歳を過ぎた私を見て言うのです。どうリアクションすればいいのか分かりませんでした(笑)。

恭子さんの家に上がり、親戚こと、お墓のこと、誰がどうしているなど、180歳とともに大はしゃぎ。ほんと、よく覚えていますねぇ。話は尽きず、このままでは、泊まっていきそうな勢いだったので、私が一旦区切りを付けて、再び有馬温泉に戻ってきました。

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これだけ移動して、大はしゃぎして、喋りまくって、精根尽き果てて寿命を縮めたのではないかと心配しましたが、2人とも温泉にもつかり、寿命が延びたと意気軒昂で、翌朝、話しを聞くと、気持ちよくぐっすりと眠れたとのことで安心しました。

最後の日曜日は、車で六甲山を巡り、180歳が、昔住んでいた場所や遊んでいた場所、母校を尋ねて空港へ。二人して大いに楽しんでくれたようです。

こういう旅もたまにはいいものですね。添乗員と運転手、介護士(とお財布)を務めた私としては、かなり疲れましたが、先祖といま生きている者達をつなぐ旅は、観光だけの旅行とは違う達成感と感動がありました。今回は、父方のご先祖様を訪ねる旅でしたが、ご先祖様は他にも沢山いらっしゃいます。改めて企画してみようと思います。

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ISBN 978-4-297-13054-1

目次

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  • 第3章 ビジネスに変革を迫るデジタル・トランスフォーメーション
  • 第4章 DXを支えるITインフラストラクチャー
  • 第5章 コンピューターの使い方の新しい常識となったクラウド・コンピューティング
  • 第6章 デジタル前提の社会に適応するためのサイバー・セキュリティ
  • 第7章 あらゆるものごとやできごとをデータでつなぐIoTと5G
  • 第8章 複雑化する社会を理解し適応するためのAIとデータ・サイエンス
  • 第9章 圧倒的なスピードが求められる開発と運用
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