神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO やっと分かった致命的な欠陥?
標高1000m・八ヶ岳南麓も春になりました。暖かい日が続き、オープンデッキでの仕事が心地良い季節です。そんな8MATOで何を目指しているかを少しご紹介します。
「Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすことです。余暇主体と仕事主体の2つのパターンがあります。」
観光庁のホームページには、「ワーケーション」についてこのような解説がありました。私たちが、考える8MATOのスタイルは、「仕事主体」であり、さらに踏み込んで、観光の "目玉" ではなく "働く場所"としての魅力を追求しています。
ならば、仕事のための環境や設備が充実していなければなりません。そのあたりをご紹介しましょう。
まずは、ネットワーク環境です。2700坪の敷地内5ヶ所にアクセス・ポイントを設置、建物から、森の中から、テントサイトから、どこからでも安定した高速通信ができるようにしています。のんびりと、ハンモックに揺られながらコードを書くことだってできますよ。
27インチ、Type-C接続可能な可動式ディスプレイも用意しています。デッキに持ち出し、森の風を楽しみながらのディスカッションには最適です。
ホワイトボードもあります。議論白熱で盛り上がってください。
大窓に貼り付けるタイプのホワイトボード、卓上の小型のホワイトボードも用意しています。
どこででも電源が使えるようにとOMNI Chargeの大容量バッテリーを用意しました。電源コードを引きずって仕事をするのは、汚らしいので、こんな感じにすっきりと。もちろん、テントに持ち込んで使って頂いても構いません。
オンライン会議のための籠もり部屋、テレミーティング・ブースには、23.8インチのモニターに、カメラやマイク、電源を用意しました。まわりを気にせず大声で会議ができます。もちろん、まわりの人に聞かれたくないひそひそ会議にも使えます。ブースに入ると、木の香りがたまりません。妙に落ち着くので、集中したいときにも使えます。
カメラやスピーカー、ヘッドホン、マウスもこの通り。
プリンターも使えます。
プロジェクターや4Kカメラも用意しました。ケーブルやアダプターも揃えています。ポストイットや文房具も充実しています。
大型の照明装置も用意しました。これ、かなり明るいので、夜のオンライン講義に使っています。
昔から、ガジェット大好きだったので、いろいろと揃えてしまいました。もうこれだけあれば、十分でしょ!と言われることを目指しています。
こんな施設を丸ごと「貸し切り」もいたします。森もキャンプサイトもデッキも建屋も全てです。研修やプロジェクト・ミーティングなどにご利用ください。
また、既にご案内の通り、八ヶ岳の素材を活かした無添加ランチもいい感じですよ。そろそろ、八ヶ岳高原野菜の出荷も始まり、それらを使って料理しています。美味しい季節になりました。
これだけ仕事のための設備や機材が揃っているので、仕事には困らないだろうと思われますが、8MATOには、致命的な欠陥があることが、最近分かりました。それは、「気持ちが良すぎて、仕事に集中できない」ということ。さて、これ、どう解決しますかねぇ。
2022年10月3日紙版発売
2022年9月30日電子版発売
斎藤昌義 著
A5判/384ページ
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 978-4-297-13054-1
目次
- 第1章 コロナ禍が加速した社会の変化とITトレンド
- 第2章 最新のITトレンドを理解するためのデジタルとITの基本
- 第3章 ビジネスに変革を迫るデジタル・トランスフォーメーション
- 第4章 DXを支えるITインフラストラクチャー
- 第5章 コンピューターの使い方の新しい常識となったクラウド・コンピューティング
- 第6章 デジタル前提の社会に適応するためのサイバー・セキュリティ
- 第7章 あらゆるものごとやできごとをデータでつなぐIoTと5G
- 第8章 複雑化する社会を理解し適応するためのAIとデータ・サイエンス
- 第9章 圧倒的なスピードが求められる開発と運用
- 第10章 いま注目しておきたいテクノロジー