オルタナティブ・ブログ > ITソリューション塾 >

最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

神社の杜のワーキングプレイス 8KUMO 職人さんの小さなこだわり

»

電気工事が始まりました。どこにどんな照明を付けるか、どこにスイッチを置くかなど、議論白熱でしたが、それが決まれば、あとは粛々と配線工事です。

IMG_2277.jpegIMG_2278.jpeg

苦労して建てた梁や柱に穴を空け、ケーブルを通す作業を見ていると、少し心が痛みましたが、それもまた産みの苦しみです。素材の天然木の質感を浮かび上がらしてくれるように、いろいろと知恵を絞りました。建物全体を浮かび上がらせ、落ち着いた室内空間を演出したつもりですが、工事そのものは丁寧ながら、なかなか荒々しく、さてどうなるモノかと思います。

IMG_2266.jpeg

ただ、こういう垂れ下がるケーブルは、私にとっては、昔よく見た懐かしい景色と似ています。これを見て、P/N 5353920P/N 5351178を思い出す人がいれば、その人は、ある時代を戦い抜いた同志かも知れませんね(笑)

職人さんのこだわりであり、遊び心についても紹介しておきましょう。

IMG_2279.jpeg

まず、この梁と筋交いをご覧下さい。ともにこの森で伐採した赤松を使っています。この木が、もともと持っていたカタチをそのまま活かして、使っています。節もまたいいアクセントになっています。特に、この梁は、この建物の一番のシンボルで、とても存在感があるだけではなく、どっしりと安心感を与えてくれます。

IMG_2280.jpeg

この梁に挟まれて、棟を支えているのが、棟束です。棟束の下は、本来ならば、太い角材を切っただけになるのですが、外から見えるところは、中心部を少し尖らせた形状になっています。わずかなことですけれども、空間を優しく演出する気遣いに頭が下がります。

IMG_2281.jpeg

もうひとつは、大屋根の垂木の加工です。よく見ると、垂木の下の角が削ってあり、これを外側から眺めると、将棋の駒の先端を切り取ったような六角形になっています。なかなかシャープでモダンな印象をうけるのですが、よく見ると内側、つまり棟の方へ行くほどに角の削りが浅くなり、徐々に四角形になってゆきます。これを職人さんに尋ねると「キレイでしょ」とひと言いって、にっこり笑いました。

いい仕事というのは、こういう仕事のことを言うのでしょうね。使う人たちのことを想像して、熟練の技を惜しみなく使って、手間のかかる丁寧な仕事をしてくれています。そんなプロの心構えは、大いに見習わなくてはなりませんね。

IMG_2288.jpeg

IMG_2287.jpeg

さて、梅雨の最中ではありましたが、とても気持ちよく晴れました。こういう晴れを本来は「五月晴れ」というのだとそうです。いまなら、新緑5月の爽やかな晴れをいうのですが、旧暦5月は梅雨だったことから、そう言われたようです。

IMG_2289.jpeg

東京にいると、梅雨の晴れ間は、蒸し暑いことも多いのですが、ここ八ヶ岳南麓の五月晴れは、とてもドライです。こちらに居を構えて驚いたことの1つですが、東京の梅雨とはまるで違います。8KUMOが完成したら、ぜひそんな八ヶ岳南麓のここちよい空気を堪能してくださいね。

IMG_2269.jpeg

オダマキも花を付けました。このあたりでは、よく見かけます。我が家の庭にも沢山咲きました。本当に、爽やかな五月晴れです。

【募集開始】新入社員のための「1日研修/一万円」

社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ

ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。

そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。

そんな彼らに、いまのITやデジタルの常識を、体系的にわかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうというものです。

【前提知識は不要】

ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。

デジタルが前提の社会に対応できる営業の役割や仕事の進め方を学ぶ

コロナ禍で、ビジネス環境が大きく変わってしまい、営業のやり方は、これまでのままでは、うまくいきません。案件のきっかけをつかむには、そして、クローズに持ち込むには、お客様の課題に的確に切り込み、いまの時代にふさわしい解決策を提示し、最適解を教えることができる営業になることが、これまでにも増して求められています。

お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけではなく、お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業に求められる能力です。そんな営業の基本を学びます。

未来を担う若い人たちに道を示す

新入社員以外の若手にも参加してもらいたいと思い、3年目以降の人たちの参加費も低額に抑えました。改めて、いまの自分とこれからを考える機会にして下さい。また、人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。

Comment(0)