神社の杜のワーキングプレイス 8KUMO 職人さんの小さなこだわり
電気工事が始まりました。どこにどんな照明を付けるか、どこにスイッチを置くかなど、議論白熱でしたが、それが決まれば、あとは粛々と配線工事です。
苦労して建てた梁や柱に穴を空け、ケーブルを通す作業を見ていると、少し心が痛みましたが、それもまた産みの苦しみです。素材の天然木の質感を浮かび上がらしてくれるように、いろいろと知恵を絞りました。建物全体を浮かび上がらせ、落ち着いた室内空間を演出したつもりですが、工事そのものは丁寧ながら、なかなか荒々しく、さてどうなるモノかと思います。
ただ、こういう垂れ下がるケーブルは、私にとっては、昔よく見た懐かしい景色と似ています。これを見て、P/N 5353920やP/N 5351178を思い出す人がいれば、その人は、ある時代を戦い抜いた同志かも知れませんね(笑)
職人さんのこだわりであり、遊び心についても紹介しておきましょう。
まず、この梁と筋交いをご覧下さい。ともにこの森で伐採した赤松を使っています。この木が、もともと持っていたカタチをそのまま活かして、使っています。節もまたいいアクセントになっています。特に、この梁は、この建物の一番のシンボルで、とても存在感があるだけではなく、どっしりと安心感を与えてくれます。
この梁に挟まれて、棟を支えているのが、棟束です。棟束の下は、本来ならば、太い角材を切っただけになるのですが、外から見えるところは、中心部を少し尖らせた形状になっています。わずかなことですけれども、空間を優しく演出する気遣いに頭が下がります。
もうひとつは、大屋根の垂木の加工です。よく見ると、垂木の下の角が削ってあり、これを外側から眺めると、将棋の駒の先端を切り取ったような六角形になっています。なかなかシャープでモダンな印象をうけるのですが、よく見ると内側、つまり棟の方へ行くほどに角の削りが浅くなり、徐々に四角形になってゆきます。これを職人さんに尋ねると「キレイでしょ」とひと言いって、にっこり笑いました。
いい仕事というのは、こういう仕事のことを言うのでしょうね。使う人たちのことを想像して、熟練の技を惜しみなく使って、手間のかかる丁寧な仕事をしてくれています。そんなプロの心構えは、大いに見習わなくてはなりませんね。
さて、梅雨の最中ではありましたが、とても気持ちよく晴れました。こういう晴れを本来は「五月晴れ」というのだとそうです。いまなら、新緑5月の爽やかな晴れをいうのですが、旧暦5月は梅雨だったことから、そう言われたようです。
東京にいると、梅雨の晴れ間は、蒸し暑いことも多いのですが、ここ八ヶ岳南麓の五月晴れは、とてもドライです。こちらに居を構えて驚いたことの1つですが、東京の梅雨とはまるで違います。8KUMOが完成したら、ぜひそんな八ヶ岳南麓のここちよい空気を堪能してくださいね。
オダマキも花を付けました。このあたりでは、よく見かけます。我が家の庭にも沢山咲きました。本当に、爽やかな五月晴れです。
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