神社の杜のワーキング・スペース 8KUMO ゴールデンウイークの大仕事
ゴールデンウィークの8KUMOは、いろいろなことがありました。
ひとつは、グランピング・テントの設営です。まあ、本設営と言うよりも、実証実験といった感じです。キャンプの達人の協力を得て設営し、2泊3日の宿泊で、どこに課題があるか、何を手配すればいいかを体験的に考えてもらいました。
今回、設営したテントは、Nordisk Asgard 19.6で、詰め込めば10人は泊まれるほどの大型テントです。まあ、余裕で4人は泊まれます。デンマークのブランドで、かっこよさもさることながら、とても丈夫で快適です。中にテーブルや椅子も置けるので、クローズドなオンライン会議室としても利用可能ですね。
また、テントの入口につなげて、Snowpeakのヘキサ・タープを設置しました。これで、焚き火を楽しみながら、食事や団らんを楽しんでもらえるはです。
グランピング・テントは、手ぶらでキャンプを楽しんでもらえるように、一切の道具類を全てこちらで用意して、使ってもらうことを想定しています。そのために、テントは常設に絶えるものでなくてはなりません。いろいろと悩んだ結果、まずはこの組合せをベースに、必要な装備を揃えてゆく予定です。
グランピング・テントは、あと2ヶ所、計3ヶ所の設営を予定しています。テントの種類も変えることで、実証的に利用者のニーズや運営方法を確認してゆこうと思っています。
ところで、今回の設営で、ある問題が見えてきました。それは、ペグ(テントを止める杭)が、貧弱であるということです。本来テントは、移動と数日間の使用を想定していますから、20cmくらいの軽量でコンパクト、それなりのものが同梱されていました。もちろんしっかりとした品質ですが、常設に耐えられるものではありません。そこで、鉄製のアングル材を購入し、グラインダーで切断・加工して、50cmほどの大きくて丈夫なペグを50本自作しました。
長いアングルの切断はプロにお任せしましたが、その後の仕事は自分でやりました。これがなかなかの大仕事で、おかげさまで、鉄材加工の関係の内職ができるほどにはなれたと思います。
もうひとつは、8KUMOで使う薪の玉切り作業です。「玉切り」というのは、使用する長さに丸太を切断する作業です。それを次には、「玉割」といって、使い易い大きさに縦割りにするわけで、その前段階の作業です。
膨大な丸太を、全て玉切りはできませんでしたが、それなりの量にはなりました。切るのはチェーンソーですが、積み上げるのは、手で運ぶしかありません。腰が死にました!
最後は、作業用道路の開通です。テントサイトへのクルマでの乗り入れはできないのですが、作業用の軽トラや運搬車用に道路を作りました。これは、業者の方にお願いしたのですが、道を作り、砂利を引き、丁寧にならして終わり、ではなく、さらに転圧といって、機械(転圧機)で押し固めます。ひとり黙々と作業を進めるイケメン西村さん!本当にご苦労様でした。
他にも、「WiFiデトックス・キャンプサイト(WiFiが届かない森の奥にあります)」の草刈りや道付け作業、管理人をやって頂く方との打ち合わせなど、いろいろとすすみました。前に進んでいる感、ひしひしです。
今週から建方が始まります。これまでは、主に作業場での材木加工が行われていましたが、いよいよこれを現地に持ち込み、組み立て作業が始まります。たぶん、5月末までには、ほぼ建物の全貌が見えてくると思います。
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