神社の杜のワーキング・スペース 8KUMO 富士山とこれからの事業プラン
最近は週末ともなると「神社の杜(もり)のワーキング・スペース 8KUMO(やくも)」のことで、ほとんどの時間を使っている。地元の事業者さんや役所関係者との打ち合わせ、必要な機器や機材の調査や調達、企画資料やプロモーションの準備など、それなりに忙しい。そんな甲斐もあり、赤松の伐採はほぼ完了し、さらに仕上げの伐採へと段階を進めた。次は井戸掘りだ。
赤松で鬱蒼としていた森が、ナラやミズキの森に変わるお手伝いをしようというわけだ。伐採で空が抜け、地面に陽射しの降り注ぐ森は、いまでこそ重機で荒れているが、時間がサヤサヤの森に作り替えてくれるだろう。
大きな発見は、富士山がとてもキレイに見えることだ。もちろん、そんなロケーションであることはわかってはいたが、伐採で富士山を望むスポットがはっきりとした。もう少し刈り込めば、朝日に浮かび上がった赤富士が、この施設のシンボルになるだろう。
さて、そんな週末に、改めて本事業のコンセプトと事業概要について、整理し直した。多くの皆さんの共感とアドバイスをお願いできればと思っています。
コンセプト
コロナ禍をきっかけに、リモートワークが急速に普及しました。その結果、通勤や出張などに伴う移動がなくなり、生産性が上がったとの評価は少なからずあります。また、多様な働き方を許容する気運が高まり、インクルーシブな雇用を実現しようとする企業へのエンゲージメントは高まっています。
その一方で、直接人と人が接することが、心を慰め、信頼関係を醸成し、創造的な仕事を進めるときの効率を高めてくれることも、実感されるようになりました。人が集まり接することが、プレミアムな体験であるとの認識も広く定着しつつあります。
私たちは、そんなこれからの時代のワークスタイルを最高の体験とするために、神社の杜(もり)のワーキング・プレイス「8KUMO(やくも)」を始めます。
キャンプやアウトドアが好きなビジネス・プロフェッショナルが快適にワーケーションできるキャンプ場
私たちは、先ず始めに、「アウトドアで働く」という新しいワークスタイルを提案しようとおもいます。都会の喧噪から離れ、森の癒やしに包まれながら自分の仕事に集中できる「場」を実現します。
あえて集まるを最高の体験にするための施設とプログラムの充実
自然と一体になりながら、人が集まるためにふさわしい設備や環境を充実させ、そこで生まれる体験を、心から良かったと思えるための「機会*」を提供し、"あえて集まる"を最高の体験にすることに取り組んでまいります。
*機会とは、チームビルディングや人材育成のためのプログラム、システム開発やキックオフ/振り返りのための合宿、人材マッチング研修など
概要
8KUMO(やくも)は、アウトドアやキャンプを楽しみながら仕事をしたいビジネス・プロフェッショナルのために必要な設備やサービスが整った森の中のキャンプ場です。
- 森全体のどこからでもWiFiにアクセスでき、デスクや電源、オンライン会議のための場所がなどの設備に加え、ディスプレイやプロジェクター、USBケーブルや電源ケーブル、モバイルバッテリーや電源アダプター、プリンターや文房具なども潤沢に用意されています。
- また、清潔なトイレやシャワー、サウナなど、キャンプにも魅力的な設備や、キャンプ道具や薪ストーブ、調理用具などが用意されています。
ワーケションができるキャンプ場は増えつつありますが、それらと違って、施設の使用や道具の貸し出し、さらにはコーヒーやお茶などの喫茶、プリンターやコピー機の使用、薪や燃料などの消耗品の使用は、追加料金なしに使え、利用者が仕事に専念できるように徹底して配慮されています。
運営方針
- 追加料金なしに、全施設や備品などを利用できる。仕事に専念できるよう、ワーケーションに必要な機材やキャンプ道具、薪や燃料などの消耗品は、追加料金無しに使用できる。但し、利用金額は、他キャンプ場と同程度とする。
- 詳細なルール作らない。「お互いを思い遣り、だれもが気持ちよく仕事ができるようにする」をモットーに、利用者の自律に委ねる。
- 自分自身、他の利用者、施設スタッフの誰もが、他人の快適に配慮しながら、全ては自己責任で、自律的に施設を利用してもらう。
- コーヒーやお茶などは、管理棟で提供し、自由に飲んでもらう。薪や燃料は必要な分だけ使用してもらい、余ったら返却してもらう。
- キャンプ・サイトやグランピング・サイトの片付けや貸し出し道具は、自己責任で返却してもらう。
- 料金の支払いはキャシュレスで、現金は扱わない。クレジット・カード、ICカード、QRコード等は、全て使えるようにする。但し、外部の協力による食事や物品の販売では、現金を使う場合もある。
- 予約やお問い合わせは、オンラインで行う。但し、緊急時等の対応やオンラインが困難な場合は、電話でも対応する。
- 地元の人たちとのコミュニティや経済活動にも貢献する。弁当の仕出し、軽食やスイーツ、地元産品などは販売、イベントやマルシェなどの開催は、地元の人たちの協力を得て実施する。