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説明できる知識を身につけてもらいたい ITソリューション塾 まもなく開講です

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変化への気付きと行動する決心を引き出すこと

今年で12年目を迎えるITソリューション塾のパーパス(Purpose/存在意義)を言葉にすれば、このようになるかも知れません。

これまで、のべ3000名を超える皆さんが、この塾に参加してくれました。毎年3期(2時間×11/期)開催し、まもなく36期目(210日〜)を迎えるまでになりました。

ITソリューション塾は、もちろん仕事ではありますが、私の趣味であり、エンターテイメントでもあります。だからこそ、毎回受講者にどんな驚きや気付きを与えようかと、いろいろと策を弄しているわけです(笑)。

それは、自分がどんな話をしようかもあるのですが、どなたをゲストに招くかも、いろいろと苦労しています。

前期35期には、「その仕事、全部やめてみよう」の著者であり、クレディセゾン常務執行役員CTO小野和俊さんと、昨年までSAP Japanの社長をされ、今年から富士通執行役員常務CIO(最高情報責任者)兼CDXO(最高デジタルトランスフォーメーション責任者)補佐に就任された福田譲さんの対談を実現しました。

お二人ともに国籍はIT企業です。そんなお二人が、今度はユーザー企業の立場で、ITを事業の武器にしようとされているわけです。小野さんは、現場からアッと言わせることをやって社内を動かす人、福田さんは、とても分かりやすい大きな仕掛けを作って社内を動かす人で、共に会社の変革を目指すことは同じでも、両者のアプローチの違いは、実に面白く、それぞれに多くのことを教えて頂きました。

自分が話しを聞きたい人をお招きしているわけで、これはもう完全に趣味の領域です。でも、受講される皆さんにとっても、楽しい時間だったに違いありません。そんな、独断と偏見を楽しめるからこそ、12年も続けられるのだろうとおもいます。

類は類を呼ぶと言うことなのかも知れませんが、第1期、5名ほどの受講者から始まったこの塾も、いまでは毎期100名を超えるまでになりました。本当に有り難く思っています。

既に何度もご参加頂いている受講者もいらっしゃいます。理由を聞くと、「年に一度はアップデートしなければ時代に乗り遅れるから」と言う方がいらっしゃいました。まさに、それこそが、この塾の使命であると心得ています。

いま、私たちのまわりには、ITに関わるキーワードが、毎日のように湧き上がっています。誰もがその言葉を聞き、記憶には残っています。DXIoTAI、機械学習、ディープラーニング、AIチップ、サーバーレス、Kubernetes、コンテナ、マイクロサービス、ローコード開発、アジャイル開発、DevOps、モノのサービス化、サイバーフィジカルシステム、デジタル・ツインなどなど、ITに関わる仕事をしていれば、一度は耳にしている違いない言葉です。それらの関係や役割をわかりやすくつなげ、体系的に見通し、自分で説明できるようになることをITソリューション塾は目指しています。

「関係や役割をわかりやすくつなげ、体系的に見通し、自分で説明できる」は、言葉を覚えることではできません。それら言葉につながる歴史、全体(システム)における役割や存在意義、ビジネスにおける価値など、言葉と言葉をつなぐ構造や関係をお伝えすることで、言葉は居場所を自然と与えられます。それが、理解すると言うことでしょう。

もうひとつ大切にしているのは、それらがつながることで生まれるエマージェンスをお伝えすることです。

エマージェンス(emergence:創発)とは、部分の性質の単純な総和では生まれることのない、全体として現れる性質のことです。 局所的な複数の相互作用が複雑に影響し合うことで、個別の要素の振る舞いからは予測できないような性質や特徴、社会の変化が現れることを意味します。つまり、単に要素としての技術を解説するのではなく、それらがつながるときに、社会やビジネス、あるいは日常の生活が、どうなるかと言ったところまで、踏み込まなければ、ITやビジネスのトレンドを理解することはできません。

そんなことを大切にしながら、「自分で説明できる」知識を身につけてもらいたいと思っています。

少々、難しいことを書きましたが、難しくては、気付きなど得られるはずはありません。分かりやすい言葉とビジュアルを尽くして説明します。

DXINV02.png

ここに1枚のチャートがあります。この1枚には、いま申し上げたような思いが詰まっています。そんなチャートを数百枚用意し、パワーポイントのオリジナル・データを解説とともに受講される皆さんにはロイヤリティフリーで差し上げています。

説明を聞くだけではなく、それを使ってこそ、使える知識になるわけで、そんな機会を提供も提供させて頂きます。

2月から始まる第36では、DXの実践にフォーカスし、さらに内容をブラッシュアップします。実践の当事者たちを講師に招き、そのノウハウを教えて頂こうと思います。

DXの実践で成果をあげる戦略スタッフサービスの戸田孝一郎氏、日本マイクロソフトでお客様のDX実践を支援する吉田雄哉氏、同じく日本マイクロソフトのCSOである河野省二氏、そして、その他のDX実践にユーザーの立場で取り組み成果をあげている方にも、話を伺う予定です。

DXの実践に取り組む事業会社の皆さん、ITベンダーやSI事業者で、お客様のDXの実践に貢献しようとしている皆さんに、教養を越えた実践のノウハウを学ぶ機会にして頂ければと準備しています。

コロナ禍の終息が見込めない状況の中、オンラインのみでの開催となりますが、オンラインならではの工夫もこらしながら、全国からご参加頂けるように、準備しています。

デジタルを使う時代から、デジタルを前提とする時代へと大きく変わりつつあるいま、デジタルの常識をアップデートする機会として、是非ともご参加下さい。

詳しくはこちらをご覧下さい。

  • 日程 :初回2021210()~最終回428() 毎週18:3020:30
  • 回数 :全10回+特別補講
  • 定員 :120
  • 会場 :オンライン(ライブと録画)
  • 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000

全期間の参加費と資料・教材を含む

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

【1月度のコンテンツを更新しました】
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・DXについてのプレゼンを充実しました
・ゼロトラスト・ネットワークについてのプレゼンを改訂しました
・コンテナとKubernetesについてのプレゼンを分かりやすくしました
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研修パッケージ
・総集編 2021年1月版・最新の資料を反映
・DXの基礎を最新版に改訂
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ビジネス戦略編
【新規】クラウド・サービスなどで使われる料金制度 p.17
【新規】プラットフォーマーと言われる企業の略称 p.18
【改訂】時計の速さと時代の変化 p.78
【新規】ソフトウエア・ファーストの必然性 p.79
【新規】DXとイノベーション p.84
【新規】デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After p.194
【新規】共創の実践サイクル p.195
【新規】「共創」の目的 p.196
【新規】コロナ禍後を見据えた3つの変革施策 p.216
【新規】お客様のDXに貢献するためにやるべきこと p.217
【新規】DXを実践するとはどういうことか p.218
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】AIマップ・AI研究は多様 フロンティアは広大 p.21
【新規】AIマップ・AI研究の現在 p.22
開発と運用編
【新規】ウォーターフォールとアジャイル についてのパッケージを追加 p.55-61
ITインフラとプラットフォーム編
【改訂】サーバー仮想化 p.106
【改訂】サーバー仮想化とコンテナ p.107
【改訂】仮想マシンとコンテナの稼働効率 p.108
【改訂】コンテナのモビリティ p.109
【新規】コンテナ・オーケストレーションとは p.110
【新規】Dockerとkubernetes p.111
【新規】モビリティの高いコンテナ p.112
【新規】セキュリティの考え方の変化・境界防衛モデルp.120
【新規】セキュリティの考え方の変化・境界防衛モデルの破堤 p.121
【新規】セキュリティの考え方の変化・ゼロトラストモデル p.122
【新規】境界防衛モデルとゼロトラスト・モデル p.123
【新規】セキュリティの考え方の変化・ゼロトラストモデル p.124
【新規】ゼロトラストによる安全なシステム設計 p.126
【新規】ゼロトラスト・アーキテクチャーの7原則 p.127
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】向上でのデジタル・ツイン p.27
【新規】データの種類と取得方法 p.60
【新規】データ取得のためのプロセス設計 p.61
【新規】データ活用の前提はData Virtuous Cycle を実装すること p.62
クラウド・コンピューティング編
【新規】政府共通プラットフォーム/政府共通ネットワーク p.35
下記につきましては、変更はありません。
・ITの歴史と最新のトレンド編
・テクノロジー・トピックス編
・サービス&アプリケーション・基本編

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