オルタナティブ・ブログ > ITソリューション塾 >

最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

新たな数式での事業目標を考えてみるべき時が来た

»

かつてITは、期間短縮、効率向上、コスト削減の手段として使われてきた。その価値に疑問を持つ人はいないだろう。しかし「新たな価値」、すなわち自らの「武器」、すなわち「事業の競争力や差別化のためのIT」は、我が国においてはまだ十分に受け入れられているとは言えない。それでも、時代の潮流は、その方向に急速に向かっている。

残念なことだが、その受け皿となるべき情報システム部門の多くが、この要請を受けとめられていないばかりか、この変化を積極的に後押ししようというシステム事業者も多いとは言えない。

既存のニーズを無視せよとか、価値がないなどと言うつもりはない。しかし、お客様のシステムを任され、信頼を託されているシステム事業者であればこそ、未来を見据えたITの新たな価値を訴求し、お客様を導いてゆく役割と責任があることを自覚すべきではないか。

営業の現場に立てば、売上と利益がいつも求められる。そのためには、数字に直接結びつきにくい「新しいこと」に取り組むよりも、既存の受託開発や保守といった業務ニーズを取りこぼさないようにすることが堅実であり、社内評価にもむつびつく。

そういう現場を叱咤激励し、「もっとITの新しい可能性を提案せよ」と訓話を述べても現場のモチベーションが上がることはない。もっと戦略的に、つまりは既存の事業を支えるチームと新しいことを仕掛けるチームに組織を分割し、業績評価基準もそれぞれに最適なものに作り替えて対応するなど、現実的なアプローチが必要だ。

スクリーンショット 2020-06-22 6.56.00.png

新しい方向へ向かおうという慣性が、お客様のなかに生まれてきている。「デジタル・トランスフォーメーション」という言葉が、注目されるようになったのは、そのような背景がある。つまり、デジタル・テクノロジーを駆使して、ビジネス・プロセス、ビジネス・モデル、企業文化や風土を変えてゆこうという期待だ。これは、期間短縮、効率向上、コスト削減とは、異なる期待である。つまり、「ITに求められる役割の変化」だ。これは、そのもたらす結果は、「工数の喪失」であり、これまでの経験の延長線上では、解決策を見出すことは難しい。

そんな時代をどう生き抜くのか。「人数×稼働率×単金」からだけで事業目標値を設定するといった愚行はそろそろ辞めにして、あらたな付加価値をどう創出し、新たな数式での事業目標を考えてみるべきだろう。

新入社員のための最新ITトレンド1日研修(参加費 1万円)

NE_Class.png






いまのITの常識を整理して、わかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと企画しました。お客様の話していることが分かる、社内の議論についてゆける、仕事が楽しくなる。そんな自信を手にして下さい。

オンライン(zoom)でも、ご参加頂けます。

下記日程のいずれか1日間(どちらも同じ内容です)

【第1回】2020年8月3日(月)
【第2回】2020年9月2日(水)

1万円(税込11,000円)

新入社員以外で参加されたい場合は、3万8千円(税込 41,800円)でご参加いただけます。

「コレ1枚」シリーズの最新版 第2版から全面改訂

新しく、分かりやすく、かっこよく作り直しました

デジタル・トランスフォーメーション、ディープラーニング、モノのサービス化、MaaS、ブロックチェーン、量子コンピュータ、サーバーレス/FaaS、アジャイル開発とDevOps、マイクロサービス、コンテナなどなど 最新のキーワードをコレ1枚で解説

144ページのパワーポイントをロイヤリティフリーで差し上げます

デジタルってなぁに、何が変わるの、どうすればいいの?そんな問いにも簡潔な説明でお答えしています。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

【6月度のコンテンツを更新しました】

======

  • 以下のプレゼンテーション・パッケージを改訂致しました。
    ・2020年度・新入社員のための最新ITトレンドとこれからのビジネス
  • ITソリューション塾・第34期(現在開催中)のプレゼンテーションと講義動画を改訂

======

【改訂】総集編 2020年6月版・最新の資料を反映しました(2部構成)。

【改訂】ITソリューション塾・プレゼンテーションと講義動画

  • デジタル・トランスフォーメーションと「共創」戦略
  • ソフトウェア化するインフラストラクチャー
  • ビジネスの新しい基盤となるIoT

======

ビジネス戦略編

  • 【改訂】ビジネス発展のサイクル p.9
  • 【新規】DXはどんな世界を目指すのか p.17
  • 【新規】DXの実現を支える3つの取り組み p.50
  • 【改訂】MONET Technologies p.65

クラウド・コンピューティング編

  • 【新規】XaaSについて p.47
  • 【新規】シームレスなマルチ・クラウド環境を構築するAnthos p.110
  • 【新規】クラウド各社のOpenShiftマネージドサービス p.111

サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT

  • 【新規】IoTの定義 p.15
  • 【新規】サプライチェーンとデマンドチェーン p.44-45
  • 【新規】MaaSエコシステムのフレームワーク p.61

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI

  • 【改訂】人工知能の2つの方向性 p.12
  • 【新規】AIとAGI p.13
  • 【新規】ルールベースと機械学習の違い p.66

下記につきましては、変更はありません。

  • ITの歴史と最新のトレンド編
  • テクノロジー・トピックス編
  • ITインフラとプラットフォーム編
  • サービス&アプリケーション・基本編
  • 開発と運用編
Comment(0)

コメント

コメントを投稿する