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【図解】コレ1枚でわかるERP 6/6

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企業活動のグローバル化に伴い、経営資源のグローバルな全体最適化が求められています。その対策として、国内外のグループ企業の全拠点で単一のERPシステムを利用してデータ連係を円滑に行い、業務プロセスの統一による経営の効率化や経営状況をリアルタイムで把握できるようにしようという考え方が生まれました。全拠点を単一の企業組織のように扱おうというこの考え方は、Global Single Instanceと呼ばれています。

しかし、本社とは異なる事業を行っていたり、海外の地元企業との合弁会社であったり、商習慣が異なっていたりする拠点においては、業務プロセスやデータ構成が本社と異なることは避けられません。このような拠点で同一のERPシステムを利用すると、現場の業務内容とのギャップを人手による運用で埋めなくてはならず、逆に業務負担が増えてしてしまうことがあります。

この状況に対処すべく登場したのが、「2ERPTwo-tier ERP)」という考え方です。2ERPは、本社で稼働している大規模なERPシステムとは別に、各拠点の事業内容や規模に応じて最適なERPシステムを導入し、本社のERPシステムと一定のルールに基づきデータの組み替えを行い円滑なデータ連携を図ろうというもので、本社のシステムを「1st tier ERP(または、コアERP)システム」、各拠点のシステムを「2nd tier ERPシステム」と呼びます。

各拠点は、それぞれの業務や規模に合わせてシステムを選定できるため、先に挙げた課題に対処しやすく、各拠点のシステムのデータを本社のコアERPシステムと容易に連係でき、グローバルな全体最適を実現しやすくなります。

各拠点のシステムは、コアERPシステムとのデータ連携が可能であれば、様々なERPパッケージの中から選定できます。ただ、本社からの運用支援や連携を効率よく行うために、同一のものを採用する傾向にあります。

昨今、2nd tier ERPシステムをクラウド版で導入しようという動きが増えています。クラウド版なら、サーバーの購入や運用管理のための負担がなく、短期間での導入できます。本社に比べて小規模な海外拠点にとっては都合がいいサービスです。更に、ビジネスの展開に合わせて機能や性能の伸縮を柔軟にできること、政治的に不確実性が高い海外拠点での予期せぬ事業の撤退や拠点の統廃合にも迅速に対処できることから、有効な選択肢となっています。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

【10月度のコンテンツを更新しました】
・"デジタル・トランスフォーメーションの本質と「共創」戦略"を改訂しました。
・RPAプレゼンテーションを改訂しました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年10月版・最新の資料を反映しました。

パッケージ編
【新規】デジタル・トランスフォーメーション ビジネスガイド(PDF版)
【新規】デジタル・トランスフォーメーション プレゼンテーション

ビジネス戦略編
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは p.12
【新規】DXによってもたらせる2つの力 p.22
【新規】競争環境の変化とDX p.34
【新規】前提となるITビジネスの環境変化(〜5年)p.36
【新規】デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After p.54
【新規】デジタル・トランスフォーメーションの実践 p.56
【新規】共創ビジネスの実践 p.58
【新規】DX事業の類型 p.77

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】「自動化」と「自律化」の違い p.32
【新規】機械翻訳の現状とそのプロセス p.85
【新規】機械翻訳の限界 p.86

ITインフラとプラットフォーム編
【新規】ゼロ・トラスト・セキュリティ p.110
【新規】Microsoft 365 Security Center での対応 p.111
【新規】ユーザーに意識させない・負担をかけないセキュリティ p.112
【新規】ローカル5G p.254
テクノロジー・トピックス編
【改訂】RPAプレゼンテーション

下記につきましては、変更はありません。
・サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
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・ITの歴史と最新のトレンド編

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