【図解】コレ1枚でわかるブロックチェーンで使われる暗号技術 その2
昨日のブログでは、「ハッシュ関数」と「公開鍵暗号」について解説しましたが、この技術を組み合わせることで、送信者が送ったデータが改竄されずに受信者に届いたことを証明することができるようになります。この仕組みは「電子署名」と呼ばれ、その手順は次の通りです。
- 送信者は、送ろうとしているデータのハッシュ値を作ります。
- そのハッシュ値を自分の秘密鍵で暗号化します。
- 暗号化されたハッシュ値をこれから送るデータに付加します。この部分を「電子署名」と呼びます。
- 送信者は、この電子署名が付加されたデータを受信者に送ります。
- 受信者は、電子署名の部分を予め送信者から送られていた公開鍵で復号し、ハッシュ値を取り出します。
- 受信者は、データ部分のハッシュ値も作ります。
- 電子署名とデータのそれぞれのハッシュ値を比較して、両者が同じであれば、データは改竄されずに送信者から受信者に渡ったことが証明されます。
「ハッシュ関数」、「公開鍵暗号」、「電子署名」をブロックチェーンでは次のように使っています。
- 「公開鍵暗号」で、匿名性を守りながら個人を紐付ける
- 「ハッシュ関数」で、取引ブロックのハッシュ値を作り、それを一連のブロックに順次埋め込み、取引の改竄を防ぐ
- 「電子署名」で、取引内容の改竄を防ぐ
それぞれの技術はどれも新しいものではなく、以前より普及している技術です。これら信頼できる「枯れた」暗号技術を巧みに使いこなしているところに、ブロックチェーンの革新的なところがあるとも言えるでしょう。
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*クラウドについてのプレゼンテーションをインフラ編から独立させました。
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クラウド・コンピューティング (111ページ)
*「インフラとプラットフォーム編」より分離独立
【新規】クラウドによるコスト改善例 p101-108
開発と運用(68ページ)
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【新規】サーバーレスの仕組み p.40
インフラとプラットフォーム(211ページ)
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【新規】多様化するデータベース p.127
【新規】クラウドデータベース p.156-158
IoT(101ページ)
【新規】IoTはテクノロジーではなくビジネス・フレームワーク p.16
【新規】LPWA主要3方式の比較 p.52
人工知能(103ページ)
【新規】自動化と自律化が目指す方向 p.14
【新規】操作の無意識化と利用者の拡大 p.21
【新規】自動化・自律化によってもたらされる進歩・進化 p.22
テクノロジー・トピックス (51ページ)
【新規】RPA(Robotics Process Automation) p.17
サービス&アプリケーション・基本編 (50ページ)
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ビジネス戦略(110ページ)
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ITの歴史と最新のトレンド(14ページ)
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【新入社員研修】最新のITトレンド
*2017年度版に改訂しました
【講演資料】アウトプットし続ける技術〜毎日書くためのマインドセットとスキルセット
女性のための勉強会での講演資料
実施日: 2017年3月14日
実施時間: 60分
対象者:ITに関わる仕事をしている人たち
【講演資料】ITを知らない人にITを伝える技術
拙著「未来を味方にする技術」出版記念イベント
実施日: 2017年3月27日
実施時間: 30分
対象者:ITに関わる仕事をしている人たち
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