【図解】コレ1枚で分かる「シェアリング・エコノミー」の背景
スマートフォンの普及により、どこにいてもインターネットを使えるようになりました。同時に、個人のITリテラシー(ITを使いこなす能力)も高まりました。そのおかげで、情報の流れを誰かが支配することはなくなりました。情報は仲介者を必要としないフラットなつながりの中でやり取りされます。また、仲介者のコストが不要となったことで情報伝達のコストも低減したのです。このような環境の変化を背景に企業だけではなく個人にかかわる需要と供給を直接結びつけることもできるようになったのです。
その結果、誰もがサービス・製品・設備などの有形無形のものを共有し、利用者が必要な時に利用してもらう経済の仕組み「シェアリング・エコノミー」が広がりを見せ始めています。
- 自動車での移動手段をシェアするUberやLyft
- 宿泊場所をシェアするAirbnb
- 印刷機の空き時間をシェアするラクスル
- レンタルスペースをシェアするSheeps
- 自宅の駐車場をシェアするakippa
- 個人のレジャー用ボートをシェアするBoatbound
- クローゼットにしまい込まれているドレスなどの衣服をシェアするStyle Lend
など、個人の小さな需要と供給を直接結びつけるサービスも続々と登場しています。このようなシェアリング・エコノミーが拡がるのは、以下のような「ミクロな供給」が潜在的にあるからです。
- 店舗や飲食店などの駐車場は、営業日にはいっぱいでも定休日は使っていない。
- 個人所有の自家用車は、平日は駐車場に置いたままで使っていない。
- お気に入りのイブニングドレスなので手放したくはないが、いつも着るものではないので箪笥に眠っている。
- 3日間クルマで出かけるので駐車場がその間空いている。
- 企業の会議室は、平日は仕事で使っているが、休日は誰も使わないので空いている。
スマートフォンやインターネットが普及していなければ、こんな「ミクロな供給」を共有し、需要と結びつけることは不可能でした。さらに「消費は美徳」の時代から省エネや省資源を美徳とする社会感情の変化もシェアリング・エコノミーを拡大させる大きな要因となっています。
「自分のモノは自分のために」といったこれまでの常識から、「自分のモノは他人とも分かち合う」といったこれからの常識が、経済のひとつのメカニズムとして定着しようとしています。
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