【図解】コレ1枚でわかるFinTech(改訂版) 2/2
昨日のプログではFinTechの具体的な事例を紹介しました。今日は、「なぜFinTechなのか」について考えてみます。
お金は生活においてもビジネスにおいても欠かすことのできない存在です。その貸し借りや決済、通貨の流通は、絶対的な安心や安全が担保されなくてはなりません。そのために国家のお墨付きや企業規模と言った「権威」によってそれが保証されていました。しかし、ITの進化により
- お金のやり取りがリアルタイムで把握できるようなった。
- ソーシャル・メディアなどに個人が実名で様々な考えを表明したり行動が公開されたりと、借り手のことを詳しく知る新たな手立てが生まれた。
- 暗号化や匿名化の技術も進歩しインターネットでも安全、安心に取引できるようになった。
このような変化に呼応してお堅いとの印象もある銀行が、残高照会、入出金明細照会、口座情報照会といった情報を、インターネットを介して提供するための標準化への取り組み「BIAN(Banking Industry Architecture Network)」にも参加し、情報の提供をはじめようとしています。さらに、それらデータを分析する手段として人工知能が使えるようになり、人間が手間をかけてデータを精査することなく信用の度合いを自動的に評価できるようになりました。また、このような仕掛けにより少額の取引でも十分に利益の出るビジネスや新たな金融サービスができるようになったのです。また、インターネットを利用して金融機関に書類を提出しなくても手続きができるようになり、その利便性は大いに増し利用者の裾野を拡げています。
また、資金運用においても膨大な市場データを様々な角度から分析し、個人の要望にもきめ細かく答えられる人工知能やそれをいつでも、どこでも、わかりやすい画面で利用できるスマートフォンやWeb技術の進化もまた、FinTechビジネスの拡大に拍車をかけています。
「安全や安心が価値」というこれまでの常識から、「便利で手軽という価値」というこれからの新しい常識を利用者が求めるようになり、金融はいまあらたな可能性を求めて大きく変わり始めています。
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