【新入社員のために】社会人にとって「学ぶ」とはなにか 3/5 「どのようにして」学ぶのか/興味
社会人にとって「学ぶ」とはどういうことか、なぜ必要なのか、どうすれば「学ぶ」ことができるのか。そんなことを五回に分けて紹介してゆきます。
- 第1回目 なぜ
- 第2回目 どのようにして「時間」
- 第3回目 どのようにして「興味」
- 第4回目 どのようにして「行動」
- 第5回目 どうすれば実践できるか
「興味」を持つこと
「何を勉強すればいいでしょうか?」
「どの本やウエブを見ればいいでしょうか?」
「何からやれば効率よく学べますか?」
それは、自分で見つけて欲しい。
何を勉強するかは、「いま自分が不足だ、未熟だ」と感じていることだ。
どの本やウエブを見るかも自分で探してみるといい。ただし、「JavaScriptをはじめて学ぶのに良い本はありませんか?」、「ERPについて知りたいと思うのですが、良い情報源を教えてもらえませんか?」という質問ならどんどん先輩や上司にした方がいい。一般論はわからないけど、特定のテーマであれば応えられる人はいる。
何を学ぶかを他人に決めさせるのではなく、まずは自分でテーマを決めることだ。読んだ本やウエブが役に立たなかったとしたら別の本を読めばいい。ただ、基本原理や基本についてはしっかりと学んでおくこと。将来、新しいことに出逢っても、原理や基本に立ち返ることで、その意味を正しく理解できるようになる。
テーマだっていろいろと変えてみればいい。その程度の失敗は、どうということはない。むしろ、失敗を通じて自分の好みを知り、選別眼を養ういい機会だ。それもまたひとつの成長の実感だ。
「効率」については、考える必要は"まったく"ない。まずは、手間をかけてでも丁寧にやって、達成感を感じること。とにかく愚直に取り組めば、「効率」を上げる方法が自ずと見えてくる。
興味は、「なぜ」、「どうして」、「どうやれば」といった疑問をもつことから始まる。仕事の現場、友人との会話、乗車先輩の話、新聞や雑誌などなと、興味のきっかけはいろいろある。そのきっかけを増やすこと。そのためには「行動」を増やすことだ。「やってみます」、「やらせてくだい」といってみること。業務外の勉強会やコミュニティに参加してみること、本を読むことなどなんでもいい。とにかくきっかけを増やすことだ。それが、興味を生みだすきっかけを与えてくれる。
次回は、その「行動」について考えてみよう。
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- 「IoTで変わるビジネス価値」を新規追加し、解説を加えました。p.32
- 「ビジネス価値の進化」を新規追加しました。p.33
- 「機器のイノベーションとビジネス戦略」を新規追加しました。p.41
- 「CRMとトータル・エンジニアリング・サービス」を新規追加しました。p.55
スマートマシン
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- 「人工知能の4レベル」を改訂し、解説を追加しました。p.145
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