人を不快にさせるプレゼンテーション
プレゼンテーションの成功原則について語っている記事や書籍は多いが、「こんなプレゼン勘弁してくれ!」の原則は、あまり見当たらない。それならば、ということで、聞く側の立場から、そのあたりを整理してみた。さて、心当たりはないだろうか。
心理的にストレスを感じたとき。
- 文字が小さい、かすれて読みにくい
- 文字が多すぎる
- 話しの展開が見えない、論旨がつかめない
- 早口で聞き取れない
- 声が小さい
- 一本調子で抑揚がない
- 聴衆を見ない。原稿やPCの画面に話しかけている。
- 美しくない(汚い)ビジュアル
得意分野を侵されたと感じとき。
- 自分の専門分野について、生半可な知識、知ったかぶり
- 自分の見解と異なる意見を強く主張する
- 業務や部下について、自分以上に知っているという雰囲気
自尊心を損なうような発言をされたとき。
- 自分の正しいと考えていることを真っ向から否定される
- 自分行動や心情を批判される
- 自分のライバルを必要以上に持ち上げる
- 尊敬や信頼している人を非難される
感性や趣味の違い、生理的に受け入れられないものがあるとき。
- 服装や化粧の趣味が合わない、
- その場にふさわしくないと感じられる格好や化粧(偉い人を前にしたプレゼンで網タイツなど)
- 不健康で具合が悪そう
- 不潔(髪の毛がぼうぼうで汚らしい、ふけだらけ、臭いなど)
- 香水の香りが強い、あるいは安っぽい
プレゼンテーションの進行や環境に不備やトラブルがあるとき。
- 途中でプロジェクターの電球が切れる
- 資料の順序と説明の順序が不一致(資料を行きつ戻りつしながら説明する)
- 騒がしい、明るすぎるなどのプレゼンテーションを聞く環境が整っていない
結局のところ、相手を不快にさせたくないのなら、「無難」、「上品」、「清潔」、を心がけた方が良いだろう。インパクトを狙っての演出は、こういう原則を踏まえた上での応用問題だ。
事前の資料作りも大切だが、プレゼンテーションの現場でのこういった心がけも大切だと思う。
こんな方に読んでいただきたい!
- IT部門ではないけれど、ITの最新トレンドを自分の業務や事業戦略・施策に活かしたい。
- IT企業に勤めているが、テクノロジーやビジネスの最新動向が体系的に把握できていない。
- IT企業に就職したが、現場の第一線でどんな言葉が使われているのか知っておきたい。
- 自分の担当する専門分野は分かっているが、世間の動向と自分の専門との関係が見えていない。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン
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