<セミナーのスライド公開>イーコマースビデオの最新事例と成功に導くための戦略
本日10時からのセミナーで使用したスライドを公開します。セミナーでは時間の関係上、多少ページ省いていたので、今回公開したスライドが完全版となります。よろしければどうぞご活用下さい。
以下、セミナーの概要になります。
1.開催日時:2011年8月23日(火曜日)10:00-11:45
2.開催場所:ITS山王健保会館B会議室 (東京都港区赤坂2-5-6)
3.プログラム内容:イーコマースビデオの最新事例と成功に導くための戦略
■米国におけるオンラインビデオの現状
・米国のインターネットユーザーの71%がオンラインビデオを視聴。
※前年度から5%上昇。28%が動画共有サイトを視聴
・右肩上がりで上昇するオンラインビデオのトラフィック
※オンラインビデオはインターネットユーザにとって生活の一部
・オンラインビデオのビューの約60%がミュージックビデオを中心としたエンタメ系
※レディガガ、ジェニファー・ロペス、ジャスティン・ビーバーなどアーティストにとってオンラインビデオは欠かすことのできないプロモーションツールに
・過去1億ビューを達成した80タイトルの内、一般企業が公開したオンラインビデオ広告はわずが2つに過ぎない
※ブレンドテックとエビアン
・オンライビデオのトラフィックは2006年頃から増え続け、2009年に爆発する
※スーザン・ボイルを始めとしたYouTubeスターが登場。きっかけはYouTube
・増え続けるオンラインビデオ広告
※企業のオンラインビデオ広告に対する投資も年々増加する一方
■ソーシャルビデオとは
・ソーシャルビデオを取り巻く誤解
※YouTubeを始めとしたソーシャルメディアに公開したビデオがソーシャルビデオではない
・ソーシャルビデオとは、価値の共創のために人間の相互作用をもってブレンドされたビデオ群
・ソーシャルビデオは、今までのオンラインビデオの世界を大きく変えてしまうインパクトを秘めている
・ソーシャルビデオは、大きく二つのタイプに分類される
①ブランディングビデオ
自動車、飲料、アパレルなどほとんどの企業がウェブサイトやYouTubeで利用
※広告(テレビコマーシャルではない)、コンテンツなど
②イーコマースビデオ
オンライン小売事業者がイーコマースサイト上で利用
※プロダクトビデオ、カスタマーサービスビデオ、ハウルビデオ
■ブランディング型ソーシャルビデオ(ブランディングビデオ)
・フォルクスワーゲン、エビアン、ダートデビルなど多くのブランドがブランディングビデオを公開して成功を収めてきた
・最近では21世紀フォックス映画
●Ape With AK-47
●Chimp with Machete
■イーコマース型ソーシャルビデオ(イーコマースソーシャルビデオ)
(1)プロダクトビデオ(商品動画)
・商品の特長や機能をわかりやすく説明するためのビデオ
・イーコマースビデオの中心的な役割を果たしているビデオ
・ザッポスのプロダクトビデオ
http://www.zappos.com/multiview/7800110/183092#autoplay
※ほとんどの商品にプロダクトビデオを用意
※その数約50,000本
※再生時間は約60秒
※自社のスタッフがプレゼンターを務める
※全てのプロダクトビデオを自社生産
・コンバージョンが6~30%向上した
・商品の返品率が下がった
・ゴルフスミスのプロダクトビデオ
http://www.golfsmith.com/products/tm9040
※商品購入ページに直接商品動画の再生プレイヤーが配置されているデザインは、商品動画を探す手間が省けるため、サイトを訪れた消費者にとっても嬉しい
・コンバージョンが35%向上した
・商品の返品率が下がった
・セブンフォーオールマンカインドのプロダクトビデオ
http://www.7forallmankind.com/Mens_Denim/pl/c/44.html
・オーバーストック・ドットコムのプロダクトビデオ
http://www.overstock.com/
・商品購入ページに動画が用意されている
・商品動画が用意されている商品は、“Photos”の右隣に“Video”と表示
・SEO効果により検索結果での上位表示が可能になり、訪問者数が増大
・クロックスのプロダクトビデオ
http://www.crocs.com/crocs-chameleons-translucent-clog/12220,default,pd.html?cid=13Q&cgid=girls-footwear
・プロダクトビデオ導入の効果
①ビデオSEO効果により、商品紹介ページが検索エンジンで検索した結果の上位に表示される
②訪問者数とコンバージョンが増加する
③サイトへの滞在時間が増加する
④商品の返品率が低下する
⑤ユーザーサーポートへの問い合わせ件数が低下する
・プロダクトビデオ導入を成功に導くための戦略
①テキスト、写真とバランスの取れた商品紹介ページを用意する
②再生時間はできるだけ60秒前後にまとめる
③画質はできるだけ高画質にする
④サムネイルを最適化する
⑤商品のプレゼンテーションは自社のスタッフが行う
⑥できるだけたくさんの量のプロダクトビデオを用意する
⑦動画の演出はパターン化してしまう
⑧自社のECサイトとYouTubeの両方に配置する
⑨ソーシャルメディアへのリンクボタンを用意する
(2)カスタマサービスビデオ
・問い合わせ対応ビデオ、ハウツービデオ、教育ビデオ
・ザッポスのカスタマサービスビデオ(その1)
http://www.zappos.com/shipping-and-returns
※商品の返品方法をビデオでわかりやすく解説
・ザッポスのカスタマサービスビデオ(その2)
http://blogs.zappos.com/blogs/zappos-tv
ザッポス社内のありのままの様子をビデオで公開
・ザッポスのカスタマサービスビデオ(その3)
http://blogs.zappos.com/how-to
※いろんなハウツーをビデオで公開。ネクタイの結び方、靴のクリーニング方法など
・アール・イー・アイのカスタマサービスビデオ
http://www.rei.com/video
・商品の使い方をビデオでわかりやすく解説
・カスタマサービスビデオ導入の効果
①顧客との間に信頼関係が生まれる
②カスタマサービスの向上が実現できる
③サイトへの滞在時間が増加する
④商品の返品率が低下する
⑤ユーザーサーポートへの問い合わせ件数が低下する
・カスタマサービスビデオ導入を成功に導くための戦略
①定期的に更新する
②ビデオ内での説明は自社のスタッフが行う
③配備する場所はできるだけ多く(ウェブサイト、ブログ、YouTubeなど)
④カスタマの意見を聞いて反映する
⑤ソーシャルメディアへのリンクボタンを用意する
⑥自由な発想で制作する
⑦更新した情報をカスタマに通知する
(3)ハウルビデオ
・買い物をした消費者が、商品の感想・意見を直接伝えるビデオ
※消費者がビデオの制作からアップロードまで全て行う
・ハウルビデオの女王ファウラー姉妹
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=gjent8cOhyM
※フォーエバー21など、購入したお気に入りのブランドの商品の感想を本音でトーク
・ザッポスのハウルビデオ
http://about.zappos.com/our-unique-culture/zappos-video-experience
※カスタマに、ハウルビデオの投稿方法をビデオで解説
●Zappos.com Haul
●Clothing Haul!-American Eagle and Urban Outfitters
・ハウルビデオ導入の効果
①顧客とコミュニケーションが可能になる
②顧客からの口コミ効果が期待できる
③顧客との間に信頼関係が生まれる
④カスタマサービスの向上が実現できる
⑤サイトへの滞在時間が増加する
・ハウルビデオ導入を成功に導くための戦略
① ハウルビデオを募集していることをPRする
② ビデオの内容に関与しない(本音をコメントしてもらう)
③ 配備する場所はできるだけ多く(ウェブサイト、ブログ、YouTubeなど)
④ カスタマのコメントに必ず反応する
⑤ カスタマの意見を聞いて商品・サービス開発に反映する
⑥ インセンティブを付与する
・イーコマースビデオのメリット
(1)効果が明確である
①訪問者数とコンバージョンがアップする
②滞在時間が長くなる
③検索エンジンで上位に表示される
④商品の返品率が下がる
⑤問い合わせ件数が下がる
(2)低コストで始められる
①制作費用がブランディングビデオに比べてはるかに安くてすむ
②SaaS型のビデオ配信サービスを利用することで配信コストが抑えられる
・イーコマースビデオは顧客との間に信頼関係を生む
■ソーシャルコマース(f-commerce)の台頭
※スライド参照
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