オルタナティブ・ブログ > アー・ユー・エクスペリエンスト? >

人生と仕事に必要な様々なことについて考えるブログ

「Kitsune(キツネ)」からデビューした「IS TROPICAL(イズ・トロピカル)」のバイラル動画が面白い

»

Kitsune(キツネ)をご存知だろうか。いま、ファッション、アート、音楽などに興味がある若者から高い支持を得ているフランスのブランドだ。ファッション・ブランドであると同時に、音楽レーベルでもある面白い企業で、近年様々な活動を繰り広げていることで知られている。本当のブランド表記は、「Kitsune」のeにアキュート・アクセントを付した文字「e」が使用されている。

その「Kitsune」が新たにプロデュースしたロック・バンド、「IS TROPICAL(イズ・トロピカル)」が5月25日に公開した新曲「THE GREEKS」のミュージック・ビデオが、今巷で話題になっている。Viral Video Chartの企業動画広告部門のチャートでも1位を独走中で、すでに50万回以上も視聴されている。

まずは、是非彼らのミュージック・ビデオを視聴してみてほしい。ロック・バンドのミュージック・ビデオとしては、非常に珍しい本人たちが全く出てこない構成になっている。全編を通して、子供たちが戦争をごっこを繰り広げるといったストーリーになっているのだが、CGも効果的に使われていて、完成度の高い何度視聴しても飽きのこない内容のバイラル動画に出来あがっている。

■ 「IS TROPICAL - THE GREEKS」



実はこの「Kitsune」、設立メンバーの一人が日本人だということでも有名だ。マサヤ・クロサキさんと言って、12歳の時に日本からフランスに渡り、現在はファッション部門をメインに担当している。ブランド名がキツネで、設立メンバーの一人が日本人だということもあって、個人的に随分前から注目していたブランドの一つだった。

「Kitsune」は、最初ファッション・ブランドとしてスタートしたのだが、彼らの名前が一躍有名になったのは、作ったスウェットがなんとあのA.P.C.の店舗で取り扱われたからである。当時のA.P.C.は、自社ブランドしか置かないことで有名な店だったのだが、そのA.P.C.がまったく無名のブランドのスウェットを取扱い出したものだから、「Kitsuneって何者?」ということになったわけである。

その後は、2005年にパリで初のコレクションを開催し、またたく間にファンの心を掴み、現在はフランスを中心に、ドイツ、アメリカ、日本、中国と世界名中のセレクトショップで取り扱われるまでになっている。ジャンル的には「ニュークラシック」と呼ばれ、メンズとレディースの両方を展開している。

今ではフランスを代表するファッションブランドとして、知らない者はいないと言われるまでの存在となり、つい最近も、フランスの有名な老舗シューズメーカーであるジェイエムウエストンとコラボーレーションして格好イイシューズを作って話題になったばかりである。

音楽レーベル事業をスタートしたのは2002年で、その歴史は意外に古い。レーベル設立後は、テイ・トーワ(TEI TOWA)、カザルス(Cazals)、アダム・スカイ(Adam Sky)、デジタリズム(Digitalism)など様々なアーティストたちを手がけている。彼らの音楽レーベルを一躍有名にしたのが、「KITSUNE MIDNIGHT」をはじめとした有名アーティストが参加いたコンピレーション・アルバムの大ヒットで、その後は数々の新人アーティストの発掘を行っている。今回紹介した「IS TROPICAL(イズ・トロピカル)」もその一つである。

その「Kitsune」の音楽レーベル事業を担当しているのが、もう一人の設立メンバーであるジルダ・ロエク(Gildas Loaec)という人で。もともとはフランスのハウスシーンのトップアーティスト「ダフト・パンク(Daft Punk)」のマネージャーをしていたらしい。彼の貴重なインタビュー映像も見つけたので是非視聴してみてほしい。

■ Gildas[kitsune] Interview - 『Kitsune Maison Compilation 10 - The Fireworks Issue』



ジルダ・ロエクの音楽に対する考え方を伺い知ることができる非常に貴重なインタービュー映像だ。最後にもう一つ、この動画も個人的に気に入りの動画なので是非。

■ Kitsuné Maison 10 + Kitsuné "Reporter" SS11 collection - teaser



この「Kitsune(キツネ)」、ファッション・ブランドとしても音楽レーベルとしても目が離せない、要注目のクリエイター集団だ。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する