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同じ店に通い続ける癖

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昔からそうなんですが、同じ店に通い続ける癖があります。一つ気に入った店を見つけると、ひたすらその店に通い続ける。で、その気に入った店を他人に紹介しまくる。紹介した人間と店でバッタリ顔合わせなんていうことも、頻繁にあるわけです。結構売上に貢献する良い客だと、自分で勝手にそう思っています。

最近私が頻繁に出没する地域は五反田です。先週なんかはいま気に入っているある店に二日連続で顔を出したせいか、すっかりお店の人に顔を覚えられてしまいました。その店が気に入っているのは、料理が美味しいことと、いつ行っても大抵座れるからです。予約なしで不意に寄っても大丈夫な店なんです。

私のお気に入りの店になる一番重要な条件は、このいつでも空いているということです。基本的に、並んだり予約したりするのが嫌いな性格なので、いつでも空いているというのが重要になります。それでいて、お酒と料理も美味しくなくてはならないわけです。最近通っているその五反田の店は、この条件にまさにピッタリ。本当に貴重な店です。

同じ店に通い続けてるメリットといっyt。昔5年間くらい通っていた横浜関内にあるうどん屋は、頼んでもいないのに大盛にしてくれたり、蕎麦一杯分の料金で蕎麦とうどんの両方を食べさせてくれましたが、せいぜいその程度のものです。まあ、その程度でも有難いわけなんですが。

他には裏メニューを出してくれたり、新鮮な食材が入っていれば教えてくれたりということがあります。でも、同じ店に通い続けることの一番のメリットは、気を使わなくてすむということではないでしょうか。なんか落ち着くんですよね。

じゃあ逆にデメリットはあるのかというと、この点に関しては一つだけあります。それは店が無くなってしまった時、あまりのショックに他の店を探す気が起きなくなってしまうことです。5年前位に銀座にあったお気に入りの居酒屋が立ち退きで閉店してしまったのですが、それ以来銀座で飲む機会が減ってしまいました。新しい店を開拓しようとする気が不思議に起きないんです。

渋谷の8年くらい通っていた居酒屋も、店はまだあるんですが最近店長が代わってしまったため、まったく行かなくなってしまいました。それと同時に、渋谷で飲む機会も減ってしまいました。お気に入りの店がなくなってしまうと、別の店を探すこともせず、その街自体にあまり近づかなくなってしまう傾向がどうもあるようです。

飲み屋に限らず、お気に入りの店がなくなってしまうというのは寂しいものです。その店があるから、その店のある街にも愛着を感じるみたいなところがあるのかもしれませんね。

最近はこれではいかんということで、2、3軒お気に入りの店を見つけるようにしているんですが、これがなかなか簡単ではありません。五反田でも最近美味しいお好み焼屋をみつけたんですが、これがいつ行っても混んでるんですよね。

「お客さん、予約してくれたら入れますよ」。そんなことはわかっているんだよね。予約しなくても入れる店を探しているんです。

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