SNSを適切に運営するためにはSNSマスターの存在が必要
今週の月曜日に、ループスの記事が日経産業新聞に載ったことはすでにお知らせしたとおりです。おそらくその影響だと思うんですが、ここ2日ほどお客様からの問合せが殺到。私を含め、コンサルタント数名で対応しているため、すぐにスケジュールが埋まってしまいます。改めてマスメディアの持つ力を実感。。。
それに合わせて、ホームページをリニューアルしたことも効いているようです。今回のホームページ、とても好評です。新聞への記事掲載とホームページのリニューアル。2つのタイミングがドンピシャだったことが、今回の問合せ殺到に繋がっているんだと思います。
本題に入ります。最近、SNSの導入を任されている立場にある企業の担当者の方と話しをしていてちょっと気になることがあります。それは、SNSを導入することばかりに気がとられていて、導入した後のことをあまり考えていないケースが目立つことです。SNSは導入さえしてしまえばそれで終わり、そんなふうに考えている人が意外に多いということがわかりました。
でも、それは大きな間違いです。SNSコンサルタントとしていつも言っていることなのですが、SNSは導入してからが勝負です。導入さえしてしまえば、後は手間がかからないという性質のものではありません。むしろ、導入してからの方が手間がかかるし、SNSは手間がかかるものだということを良く理解しておくことが重要です。
SNSを構成しているのは人間です。それぞれが自分なりの考え方を持っています。同じコミュニティに属しているとはいっても、すべての面で同じ方向を向いているわけではありません。時には、SNSの目指している方向とは逆の方向に進みそうになることも。むしろ、手間がかからない方がおかしいというものです。手間隙をかけて育てる。SNSを適切に運営していくためには、そうした覚悟が必要になります。
では、どうやって手間隙をかけながら適切に運営していけばよいのでしょう。もちろん、SNSを運営する主体である企業の果たす役割が重要であることは間違いありません。企業は、SNSの運営に関して重要な責任を負います。企業がSNSの運営に熱心であればあるほど、SNSが成功する確率は高い。かといって、経営トップ層が、自らSNSの運営に携わることはどう考えてみても現実的ではありません。企業は、誰かにSNSの運営を委ねることになります。それが、SNSマスターです。
企業がSNSを適切に運営していくためには、SNSマスターの存在が不可欠です。ウェブの適切な運営にウェブマスターが必要なように、SNSの適切な運営にはSNSマスターが必要になります。SNSの目指す目的と方向性に向かって、適切にSNSとメンバーをマネジメントしていく。それがSNSマスターの役割です。
SNSマスターは、mixiの管理人とは役割も仕事の内容も明らかに違う存在です。mixiの管理人より、もっと責任の重い仕事です。SNSマスターの具体的な役割と仕事の内容については、次回詳しく説明します。
<つづく>
※ 今日も暑くなりそうですね!私は基本的にお客様と会う時もネクタイしません。お許しを。