ブログと日記の違いを考えてみました
昨日は家族三人で川崎のヨドバシカメラに出かけ、エアコンを4台購入。これでやっと一安心です。というのも、昨年の12月に今住んでいるマンションに引っ越したのですが、ずっとエアコンなしで暮らしていたからです。冬は床暖房があるためエアコンなしでも問題はなかったのですが、さすがにこの時期になると蒸し暑さで不快指数が急上昇。それに、もうすぐ夏がやってきます。そろそろ準備しようということで、やっと重い腰を上げて、エアコンを買いに行ったというわけです。
さらに扇風機も購入したため、伊藤家にとっては出費の多い、頭の痛い一日となりました。小学二年生の娘だけは、ついたポイントでNINTENDO-DSを買ってもらい大喜び。まあ、久しぶりに家族サービスできたのでヨシとします。
ところで、この『おるたなてぃぶ思考+etc』は、5月21日から今日まで1日も欠かすことなく更新し続けています。今週には連続1ヶ月更新を達成。「毎日更新し続ける」という目標は、今のところ何とか達成できています。ところが、小学生の頃を最初に、何度か挑戦したことがある日記のほうは、実は1週間も続いたことがありません。たしか、日記を始めたのは、父親が日記をつけているのを見たのがきっかけだったと記憶しています。作文は得意だったのに、不思議に日記だけは続いたためしがなかったのです。
それがブログになった途端、こうやって毎日せっせっと更新し続けているわけですから不思議なものです。小学生の頃の私と現在の私とでは、書き手である本人の、書きたい内容も書く力も違うということは間違いありません。もちろん、継続するという意志の強さも、小学生と大人では雲泥の差があります。
でも、小学生と今の私には、もっと本質的な違いがあると考えています。それは、ブログと日記の違い。小学生の時に書いていたのが日記で、今書いているのはブログ。その差が大きいと考えています。もしも日記だったら、今の私であっても、やはり1週間も続いていなかったと思うんです。ブログだからこそ続いている。。。ブログと日記には、そう言いきれるほど明らかな違いがあります。
その明らかな違いとは、「人に読んでもらうという前提かあるかないか」です。日記は、人に読んでもらうことを前提に書いているわけではありません。書く対象となる、読者という存在がありません。文学の世界に「日記文学」という確立されたジャンルがあるように、日記はとても内省的なものです。後で人に読んでもらうということが前提にないため、日記は時にして赤裸々になりがちです。
一方ブログは、人に読んでもらうことを前提に書きます。インターネットという世界でオープンになっているわけですから、多くの人間の目に晒されることになります。詳しい属性まではわからなくても、読者という存在がいます。よって書く内容も、「読んでもらう」ということが前提になります。日記のように、すべて赤裸々というわけにはいきません。ブログには、良い悪いは別にして自己抑制が働きます。
そして、人が読むということは、読んだ人から反応が期待できるということです。ブログの特徴であるトラックバックやコメントがそれにあたります。つまり、自分が書いた文章を読んでくれる読者がいて、場合によってはその自分が書いた文章に対して読者からの反応が期待できる。それが、ブログと日記の違いであり、ブログを更新し続けるモチベーションへと繋がっていくわけです。
ブログの場合、その読者からの反応もリアルタイムです。このリアルタイム性も重要です。本の場合、反応は得られても、本を書いているその時のリアルさが、時間が経ってから伝わることになります。よって、リアルタイムでの反応は期待できません。
ネットワーク性も重要です。ブログは、ブロガー同士のネットワークを経由して、あっという間にその情報が広まります。このネットワーク性も、日記や本がもっていないブログ特有の特徴です。自分の書いた文章が、一瞬で世界中に伝播するという可能性を秘めているのはブログだけ。このネットワーク性も、ブログを更新し続けるというモチベーションアップに貢献しています。
形式は似ていても、ブログと日記はまったく次元の異なるものです。よって、ブログには日記と違ったブログ特有のコツといったものがあります。その詳細についてはまた次回に。。。
※ 娘と交換日記を時々やるんですが、やっぱり続かないんですよね。「ブログ交換日記」でも始めてみようかとひそかに思っています。