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雨が降る中を歩き始めた さすがにこれはもう寿命ですね

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「いつかこの日がくることはわかっていました。これはもう寿命だと受け入れるしかありません」

ウチの母の話ではありません。
そちらはすこぶる元気です。
寿命がきたのはいつも履いている靴です。
 
徒歩での移動は適度な運動になると思っているので自転車や自動車は使いません。
大宮前体育館のプールや吉祥寺など30分くらいは徒歩圏内です。

よく歩くので靴の寿命は意外と短くて1年ももたないくらい。
最近は安い靴を選ぶようになりました。
物は試しと数万円の靴を買ったこともあるのですが寿命は変わりませんでした。

吉祥寺西友の中に入っている東京靴流通センターで購入する五千円くらいのスニーカーを愛用しています。
お気に入りは脱ぎ履きが楽なファスナーかマジックテープ付のもの。

低価格にも関わらず機能性が高くとても優れています。
軽くて、履きやすくて、水深4センチまで耐えられる防水性能もあります。
さすがに水しぶきが跳ね上がるようなドシャ降りだと上部から水が入ってしまいますが、にわか雨程度なら大丈夫。
靴下も濡れず快適に移動できます。

ついに愛用の一足がそろそろ買い替えの時期になりました。
カカトの部分が磨り減って半分以下の厚さになっています。

先日、出かけるときは晴れていたのに、にわかに曇り始めたと思ったらポツポツと雨が降ってきました。

いくら防水とはいえここまで磨り減った靴に期待できません。
靴下がびしょ濡れになるのを覚悟して雨が降る中を歩き始めました。

西荻窪駅から家まで15分。
意外にも本降りの雨にも関わらずちゃんと防水性能を発揮してくれて、なんと靴下も濡れずに無事に帰宅することができました。

あらためて靴のカカトをよく見ると外側のゴムが破れ、内側の生地が露出しています。

すごいですね。
こんなにボロボロになっても防水の機能を保っているなんて。

なんだか感動してしまいました。
いったいどんな人の手によって作られているのか知りたいものです。

ここまですり減っているのを見てさすがにこれはもう寿命ですね。
後日またいつものあの店で同じタイプのスニーカーを購入しました。

ちなみに古い靴を下取りに出すと200円割引きしてくれます。

2024年6月号その205会報カメまんねん より

https://www.ireba-ito.com/→いとう歯科医院

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