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咬み合わせが高すぎる義歯の咬み合わせを削って低くしたら使えるようになった症例

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「奥歯の部分入れ歯が痛くて入れておけない」

せっかく新しい入れ歯を作ったのに痛みが強くて食事ができないと当医院に駆け込んでこられたのは50代女性のYさんです。

静かに噛んでもらうと痛みの原因がわかりました。
部分入れ歯の咬み合わせが高すぎるのです。

そのため奥歯はしっかり咬んでいるのに患者さんご自身の上下の前歯の間に隙間が見えます。

私が部分入れ歯を作る際に必ず確認するのが、残っている患者さんの歯とのバランスです。
 
Yさんのように部分入れ歯が高すぎて、残っているご自身の歯で咬めないと様々な症状を起こします。

そこで奥歯に装着した部分入れ歯の高さと前歯の隙間とのバランスを見ながら慎重に削っていきました。
調整した入れ歯を入れて咬んでもらうと前歯が接するようになりました。

「さっきと全然違います!」
Yさんは笑顔に。1週間後、調整した入れ歯の確認をすると痛みもなく食事ができるようになっていました。

西荻窪 いとう歯科医院 ホームページhttps://www.ireba-ito.com

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