歯を抜く必要はないことを説明してから、歯周治療を行ないました
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「本当に抜かないとダメですか?」
うつむき加減で話される50代女性のWさんは、近所の歯科医院で下の奥歯を3本抜かれて、次回には上の奥歯を4本再び抜く予定でした。
メールで相談をお受けしたときに、歯を抜かれる前に来院していただくことを強くお勧めしました。
なぜなら、歯を抜かれてからでは手遅れだからです。
もしも、歯がグラグラ揺れていて食事もできない、口も閉じられないとか。そんな状況なら抜くしかないと、誰でもわかります。
しかしメールでもそんな症状は訴えていません。
そのようなことで、Wさんの口の中を見る前から「抜く必要はない」と自分は推測していました。
実際に見ると、少し揺れている歯はありますが不自由なく過ごされています。
今すぐ抜く歯など一本もありません。
そうお伝えすると
「うわあ、本当に良かったです」
とWさんは顔を上げホッとした表情でした。
ただ揺れている歯は今後は急に揺れが大きくなることがあります。
だから検査や歯石除去など定期治療、管理の必要性と「なんとなく痛いかも?」「揺れが少し大きくなった?」のような小さな変化を見逃さずに伝えていただく早期発見に努めてもらうことを説明しました。
西荻窪 いとう歯科医院 ホームページhttps://www.ireba-ito.com
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