オルタナティブ・ブログ > 杉並区「入れ歯専門の歯医者さん」今日の出来事 >

「入れ歯専門の歯医者」が実際の症例と治療、治療に対する考え方を紹介する記事を中心に書いていきます。

多くの症状がある入れ歯を、咬み合わせの調整で改善させました。

»

・入れ歯とアゴにスキマがある
・食事すると入れ歯が外れる
・発音しにくい
・違和感がなくならない
・左右の咬み具合が違う
 50代女性Oさんの上の総入れ歯に関する訴えはいろいろありました。  
 
 1年ほど前に新しく作られたときに歯科医から「市販の入れ歯安定剤を使ってください」と言われたそうです。
 しかし安定剤を使っても、ちっとも良くならない。これはそんなに難しい入れ歯なのでしょうか?

 そのような時にまず見るのは咬み合わせです。薄い赤い紙を咬むと、咬み合っている歯に赤い跡が残ります。原始的ですが確実性の高い診断法です。
 赤い点の咬み具合を見ると、やはり不審な点が付いてました。

 正しい咬み合わせは残して、咬んではいけない1ミリに満たない点を3点ほどですが注意深く削ります。すると

「あっ、ピッタリしました!」
 Oさんの表情が一変しました。
 
 このような地道で細かい作業で大きな効果が得られます。通常の歯科治療には高額なお金など要りません。入れ歯のことで困ったら、まずは保険治療の入れ歯調整をおすすめします。

いとう歯科医院ホームページhttps://www.ireba-ito.com

Comment(0)