小さなマーケットのスタートアップの出口戦略
あけましておめでとうございます。
年末、ラオスでお馴染みコンビニチェーンのm point martがタイ発のmini Bic Cにリブランディング中というニュースがありました。
m point mart や mini Bic C のWebサイトなどを見ても公式のアナウンスは出ていないようなので詳しくはわかりませんが、12/29に Laotian Timesが報じたのを受けて、日本のNNAがラオスタイムズの報として日本語ニュースにもなっているところを見ると確かなニュースだと考えられます。
ラオスでは過去に世界ブランドのパチもんが出現したこともちょくちょくあるのと、元の記事のタイトルに"Farewell M Point Mart? "と?が付いていたりするので、本当かな??と思っていましたが、さすがに共同通信系の日本のメディアはしっかり裏とっているはずなので、事実なのでしょう。
もともとラオス資本でスタートしたm point martは数年前に外国の資本が入ったと聞いたことがあるので、それがBic Cだったんでしょうか。
m point martが消えるのはちょっとさびしいですが、コンビニの mini Bic Cに続いて、本家の大型スーパー Bic Cも登場するようならどんどん面白くなりそうです。
また、スタバない、マックない、セブンもローソンもファミマもない、ましてやイオンもない、ラオスは、まだまだスキマがたくさん残されているマーケットでもあります。
一方で、そのスキマはいくつものプレイヤーで分け合えるほどのスケールでないことが多い(そもそも小さいので大手が出てこないと言われているくらいなので)ですから、逆に、いち早くシェアをとった者の勝ちという側面もあります。
m point martなどはそのいい例ではないかと思います。
そして、その出口戦略のひとつとして、海外の大手資本に売却するというのもいい手なのかもしれません。
それでは、今年もよろしくおねがいします。
Lao-Japan Gateway https://www.facebook.com/laojapangateway/ 磯島
注)写真はLaotian Times "Farewell M Point Mart? Sabaidee Mini Big C! Lao Capital's Leading Convenience Store Chain Rebranding Begins" December 29, 2018, より引用