もうすぐ自動翻訳が充分実用に耐えるものになるかもしれない。しかし、そのときに気をつける必要があるのは、そもそも伝える技術という根本的なこと。
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昨日行われたマイクロソフトのinnovation meetupというカンファレンスのパネルディスカッションで興味深い議論がありました。
それは、グローバルで活躍するにはなんだかんだいっても英語が必要になるという発言を受けて。
東大の坂村健先生のコメントで、「今の若人たちはもしかしたら自動翻訳に間に合うかもしれない」
これはこれでとても興味深いというか、うらやましいことですが、ポイントはその後。
「とはいえ、自動翻訳に合う日本語を話すということも大事。まともに日本語が話せないと翻訳できないわけだが、ちゃんと日本語で話せない(適切に伝えられない)人も多い。」
というくだり。
ひとつは、簡潔に、正確に何かを伝える言葉は日本語であろうと外国語であろうととても重要なことですね。
また、自動翻訳とは言わずとも誰かに通訳してもらうにも、通訳しやすいように喋るというのは、それなりに工夫というかコツがあります。
これは以前アメリカの会社にいたときにセミナーで話すのに日本語の通訳を入れてもらったり、韓国系の会社で上司と話すのに通訳してもらったときに気がつきました。
(英語から韓国語の通訳というケースもあって、なかなか大変でしたけどw)
伝える技術、理解する技術、伝えてもらいやすくする技術・・
コミュニケーションのための能力アップは奥が深いですね。
あるいはこれは、コードの書き方やマニュアルの文面、広告のコピーから、webサイトのナビゲーション、何についても言えることかもしれません。
はたまた恋人や家族との会話も同じことだったり。
とか、そんなことを考えました。
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