原価率10%というのは、犯罪的なのか?優秀な経営なのか?
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バングラデシュの工場で奴隷的な低賃金で生産が行われている、しかも劣悪な労働環境でビルの崩壊や火事などによる死者まで、というニュースが報じられています。
その低賃金が欧米企業による原価率10%という発注の仕方にも原因があるという記事がロイターに。
原価を抑えて売価をより高くというのは確かに神の手による経済において合理的だという解釈もあるわけですが、一方で、複合的な要素や力関係の下でフェアでありうるのか?というのも問題になっているわけです。
さすがに1割はやりすぎ?
かと思いきや、東洋経済オンラインでは、利益率の高い(よい)事例として、マクドナルドのポテトが原価率10%以下!という記事が。
最終的には原価と売価の差額だけの問題ではないし、単純に原価率だけでよしあしを語れるものではありませんが、ちょうど同じ10%で、ある意味両極端な記事がほぼ同じタイミングでというのはなんとも興味深いというか、考えさせられることだなと感じた次第です。
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