EV(電気自動車)普及の大きな障壁は本当に「価格」・「航続距離」・「インフラ」だけなのか?
»
デロイト トーマツ コンサルティングから 「次世代車に関する消費者意識調査結果」が9/5付で発表されていました。
1年前に較べてEVの認知は大幅に広がった(21%→88%)ものの購入意向は18%で横ばい。主な理由は、「価格が高い」、「航続距離が短い」、「インフラ面の不安」だということです。
この手の意識調査の難しさで、そう言われると、確かに上記は障壁かもしれませんが、消費者は安いほうがいいに決まってるし、航続距離も長いに越したことはないわけなので、上記が解決されないと購入意識が上がらないかというと微妙ながします。
実際の購入行動にはかなり影響があるかもしれませんが、少なくとも購入意向という興味の段階では、これらよりむしろ、欲しくなる要素の欠如が問題なのではないでしょうか。
例えば、もっと選択肢(車種のバリエーション)が増える、とか、エコとか非常用電源というような点だけでなく、面白いとかカッコイイとか、こういう時に(自動車として)便利だとか、そういうあたり。
レポートをながめていると最近のメディアの取り上げ方がそのまま意識に反映されているような印象も受けます。
見た目やボディバリエーションだけでも選択肢が増えることと、
メーカーや業界の情報発信、未来に向けた提案の仕方、メディアを通じたプラス思考の啓蒙が求められるのではないかと思います。
SpecialPR